症例写真


医療広告ガイドライン改正への対応により、30ほどの症例を一時非表示にさせて頂き修正を行っております。
近日中に公開致しますのでよろしくお願いいたします。


症例803(シリコンゲルバッグ豊胸から乳房再生豊胸への”のりかえ豊胸”)


 50歳、女性の症例です。シリコンゲルバッグ豊胸から乳房再生豊胸への”のりかえ豊胸”を希望されました。術前のお客様のバストサイズではトップバストとアンダーバストの差が13.5 cmでした。お客様が乳房再生豊を選ばれた理由はシリコンゲルバッグを摘出した後のダウンタイムが短いということでした。シリコンゲルバッグは大胸筋下法で留置されていました。シリコンゲルバッグ摘出後、シリコンゲルバッグが入っていた被膜は術中に薬剤洗浄し、被膜内腔に液体が貯留しないように処置を行いました。1回目の乳房再生豊胸によりバストサイズではトップバストとアンダーバストの差が10.4 cmになりましたが、2回目の乳房再生豊胸を行いました。


Before:図1.シリコンゲルバッグ摘出前の乳房外観

術前のバストサイズではトップバストとアンダーバストの差が13.5 ㎝で、ブラジャーサイズではBからCでした。


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After:図2.シリコンゲルバッグ摘出直後の乳房外観

シリコンゲルバッグは大胸筋下法で留置されていました。腋窩の過去の手術創に合わせて皮膚を切開して、シリコンジェルバッグを取り出しました。腋窩の絆創膏は切開創に貼ってあります。手術終了後、脂肪吸引後の処置と同じで弾性絆創膏で胸郭全体をテーピングして出血を防ぎました。1週間後に絆創膏をとり、1回目の乳房再生豊胸をおこないます。シリコンゲルバッグが入っていた被膜は術中に薬剤洗浄し、被膜内腔に液体が貯留しないように処置を行いました。


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After:図3.シリコンゲルバッグ摘出後1週間での乳房外観

乳房再生豊胸1回目直前での乳房の外観です。摘出直後に比べ、乳房の隆起が目立ちます。これは乳房に浮腫があるためです。バストサイズではトップバストとアンダーバストの差が6.4 ㎝になりました。乳房の大きさを計測後に、1回目の乳房再生豊胸を乳房再生豊胸4で行いました。


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After:図4.1回目の乳房再生豊胸の乳房外観

術後1週間で1回目の乳房再生豊胸を行った直後の写真です。バストサイズではトップバストとアンダーバストの差が12.0 ㎝になりました。


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After:図5.1回目乳腺再生豊胸から16週間後の乳房外観

1回目の乳房再生豊胸から16週間後の乳房の写真です。バストサイズではトップバストとアンダーバストの差が10.4 cmになりましたが、この図は1回のしか行っていない結果であることに注意してください。胸囲を測定後に2回目の乳房再生豊胸を乳房再生豊胸5で行いました。2回目の乳房再生豊胸の結果次第ですが、まだ、もう一回の乳房再生豊胸が必要かもしれません。


この症例ではシリコンゲル摘出後に乳房再生豊胸溶液4の総量200mlを用いて左右乳房に100mlずつ、乳房再生豊胸溶液を注射し、トップバストとアンダーバストの差が6.4㎝から10.4cmに増大しましたが、乳房再生豊胸では溶液5、総量200mlを用いたほうが効果が高いと思われました。

シリコンゲルバッグ摘出

施術
手術は乳輪を半周切開する経乳輪的アプローチか、腋窩を切開する経腋窩アプローチで行います。詳細は以下に説明します。シリコンゲルバッグ豊胸から乳腺再生豊胸への転換は図1に示すように、腋窩(脇)から皮膚を切開します。乳房の下に留置されているシリコンゲルバッグまで組織を剥離し、シリコンゲルバッグをかき出す経路をトンネル状に作ります。これはシリコンゲルバッグが乳腺下、大胸筋下に存在してもそう変わらない手術操作になります。通常、ここではあまり出血は見られません。シリコンゲルをかき出すトンネルができたら、シリコンゲルバッグを包む被膜とそのシリコンゲルバッグを切開します。その切開創を鉗子にて拡大して、指、または鈎でシリコンゲルバッグをかき出します。スライム状になったゲルが切開創から見えます。シリンコンゲルをちぎって、すこしずつ摘出します。2~3回これを繰り返すと、切開創からシリコンゲルバッグが完全に摘出されます。まれに被膜の内側にはシリコンゲルバッグとの癒着があり、シリコンゲルバッグを摘出すると、被膜内面に傷がつき、おおよそ術後1~2か月で被膜が癒着して、被膜自体が構造として認められなくなりますが、一般的には被膜の癒着が起きないことがあるので、ある薬品で被膜内面を処理します。これにより、被膜の癒着が起こり被膜自体は無くなります。この薬品は厚生労働省の認可を受けた医薬品で、小腸吻合や、大腸吻合、消化管吻合の時に使用する安全性の高いものです。この薬品は何かということはここでは明らかにいたしませんが、お客様にはお伝えします。手術後1週間目に乳腺再生豊胸をおこないますが、おおよそ1~3回の乳腺再生豊胸注射で手術前の乳房の大きさに戻せます。非常に稀に、手術後被膜に浸出液の貯留が発生することがありますが、術後にそれを注射針で穿刺し、排液後に薬品で洗浄すれば被膜が癒着し、浸出液の貯留がなくなります。

料金
費用は税別で初診料3,000円、シリコン摘出手術代金(施術料)は400,000円(税別で価格はモニター価格で大胸筋下法、乳腺下法に関係なく)、手術基本料金30,000円、笑気ガス吸入60,000円、薬代4,500円で計497,500円、税込み537,300円です。

リスク
手術に伴う通常のリスクとして、出血、感染、手術部位の腫れがあります。またキシロカインアレルギーの既往がなくともキシロカインアレルギーでアナフラキシーショックになる可能性があります。局所麻酔が使用極量を超えなくても中毒の可能性もあります。これらのリスクに対して静脈路確保、血圧モニター、血中酸素飽和度モニター、心電計装着を実施しています。

施術を受けられない方
キシロカインアレルギーのある方、卵アレルギーのある方ではアナフラキシーショックで死亡する可能性がありますので施術を受けられません。食事制限で体重を減らしている方、過酷な労働、運動を行う方、明らかな心疾患、抗血小板剤、抗凝固剤を服用中の方、免疫抑制剤を服用中の方、腎疾患、肝疾患にかかっている方、血中アルブミンが低下している方、高度の高脂血症(中性脂肪が500mg/dl)、癌に罹患している方、高度な貧血の方、膠原病、感染症に罹患している方は乳房再生豊胸が受けられません。他に受けられない可能性の疾病がありますので、事前に医師にご相談ください。

副作用
シリコンゲルバッグ摘出後に残存する被膜が拘縮し、乳房の変形、痛みを来すことがあります。また残存した被膜に浸出液が貯留し、乳房が固くなり、内容液を排出し、被膜を癒着させる手術を受けなければならない可能性があります。術中の痛みの軽減に笑気ガス吸入が行われますが、副作用として吐き気が数%の頻度で出現します。吐き気に対してはドンペリドンやプリンペランが投与され、30分から1時間で症状は軽快します。術後に投薬が行われますが、その副作用として覚えておかなければならないものは薬疹です。薬疹がでると、かゆみや腫れが生じますから、かゆみや腫れがある場合はすぐに薬剤師か医師に相談してください。そのため処方された薬剤の履歴は整理して保存してください。

乳房再生豊胸

乳房再生豊胸溶液4および5の調整
お客様からヘパリン添加注射器に200ml採血し、血漿を分離する。国産の線維芽細胞成長因子(トラフェルミン®)溶液および国産の脂肪乳剤(イントラリポス®)をこの血漿に加えて乳房再生豊胸溶液を調整します。

施術
笑気ガス吸入または麻酔クリーム塗布にて、鎮静または鎮痛をはかったうえでお客様の乳房皮下組織または乳腺後脂肪組織に22ゲージ注射針で乳房再生豊胸溶液を注入します。乳房再生豊胸溶液注入中は少なくとも動脈酸素分圧をモニターします。注入後15分から30分ベッド上で安静をはかる。止血を確認後、お客様に帰宅していただきます。

料金
乳房再生豊胸溶液4を用いた場合:税別で初診料3,000円、乳房再生豊胸溶液4注射料金340,000円、麻酔クリームまたは笑気ガス吸入20,000円、トラネキサム酸(6錠/日、処方代も含む)90日分10,000円で計373,000円、税込み402,840円。

乳房再生豊胸溶液5を用いた場合:税別で初診料3,000円、乳房再生豊胸溶液5注射料金480,000円、麻酔クリームまたは笑気ガス吸入20,000円、トラネキサム酸(6錠/日、処方代も含む)90日分10,000円で計513,000円、税込み554,040円。

リスク
キシロカインアレルギー、卵アレルギーのある方ではアナフラキシーショックで死亡する可能性があります。豊胸効果がないと考えられるのが、体重が増えない可能性の方です。以下の「施術を受けられない方」に記載されている方では施術を実施できないと考えられます。

施術を受けられない方
卵アレルギーのある方ではアナフラキシーショックで死亡する可能性がありますので施術を受けられません。食事制限で体重を減らしている方、過酷な労働、運動を行う方、明らかな心疾患、抗血小板剤、抗凝固剤を服用中の方、免疫抑制剤を服用中の方、腎疾患、肝疾患にかかっている方、血中アルブミンが低下している方、高度の高脂血症(中性脂肪が500mg/dl)、癌に罹患している方、高度な貧血の方、膠原病、感染症に罹患している方は乳房再生豊胸が受けられません。他に受けられない可能性の疾病がありますので、事前に医師にご相談ください。

副作用
乳房再生豊胸の副作用は、乳房の色素沈着や赤み、かゆみで10%前後の頻度でみられます。乳房の色素沈着やあかみに対してはトラネキサム酸、かゆみに対しては抗アレルギー剤の投与で対応しています。乳房再生豊胸ではトラフェルミン®を使用しますが、この薬剤に含まれるエデト酸によるアレルギーがあります。また、イントラリポスには大豆蛋白質は含まれていませんが、卵黄からの脂質が含まれ、アレルギーを起こすことが知られています。乳房再生豊胸時には薬剤アレルギー、卵アレルギーの問診を行い、乳房再生豊胸溶液注入時には血中酸素分圧を監視して行っています。今までに、乳房再生豊胸時にアレルギー反応を認めた症例はありません。乳房再生豊胸後に迷走神経反射と思われる胃の痛みや吐き気が1~数%の頻度で認められます。胃の痛みに対してはプロトンポンプインヒビター、吐き気に対してはドンペリドンが投与されます。乳房再生豊胸時の痛みの軽減に笑気ガス吸入が行われますが、副作用として吐き気が数%の頻度で出現します。

術後に投薬が行われることがありますが、その副作用として覚えておかなければならないものは薬疹です。薬疹がでると、かゆみや腫れが生じますから、かゆみや腫れがある場合はすぐに薬剤師か医師に相談してください。そのため処方された薬剤の履歴は整理して保存してください。

症例802(シリコンゲルバッグ豊胸から乳腺再生豊胸への”のりかえ豊胸”)


 29歳、女性で、シリコンゲルバッグから乳房再生豊胸への”のりかえ豊胸”の症例です。知人から乳腺再生豊胸で豊胸したと聞き、シリコンゲルバッグ豊胸から乳腺再生豊胸に転換を希望されました。乳腺再生豊胸を選んだ理由はシリコンゲルバッグを摘出した後のダウンタイムが短いという説明に納得したからとのことです。術前のバストサイズではトップバストとアンダーバストの差が13.0㎝で、ブラジャーサイズではB~Cでした。シリコンゲルバッグは乳腺下法で留置されていました。腋窩の過去の手術創に合わせて皮膚を切開して、シリコンゲルバッグを取り出しました。術後1週間でのバストサイズではトップバストとアンダーバストの差が7.3㎝になりました。1回目の1乳房再生豊胸(溶液4、総量200ml)で豊胸を行い、術後1カ月ではバストサイズではトップバストとアンダーバストの差が11.1㎝になり、1回の乳房再生豊胸(溶液4、総量200ml)でバストサイズは3.8㎝大きくなりました。その後もう一度、乳房再生豊胸(溶液4、総量200ml)を行いました。


Before:図1.シリコンゲルバッグ摘出前の乳房外観

術前のバストサイズではトップバストとアンダーバストの差が13.0cmで、ブラジャーサイズではB~Cでした。


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After:図2.シリコンゲルバッグ摘出直後の右腋窩

シリコンゲルバッグは乳腺下法で留置されていました。腋窩の過去の手術創に合わせて皮膚を切開して、シリコンゲルバッグを取り出しました。図はシリコンゲルバッグ摘出後に腋窩の創を縫合したものです。


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After:図3.シリコンジェルバッグ摘出から1週間後の乳房外観

術後1週間で1回目の乳房再生豊胸を乳房再生豊胸溶液5で行う直前の写真です。バストサイズではトップバストとアンダーバストの差が7.3cmになりました。


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After:図4.1回目乳腺再生豊胸から1か月目の乳房外観

1回目の乳房再生豊胸を乳房再生豊胸溶液4で行ってから1か月後の写真です。バストサイズではトップバストとアンダーバストの差が11.1㎝になりました。色素沈着を認めたためトラネキサム酸の投与を開始しました。


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After:図5.2回目乳腺再生豊胸から1か月後の乳房外観

この後に2回目の乳房再生豊胸胸を乳房再生豊胸溶液4(総量200ml)で行いました。乳房の色素沈着はトラネキサム酸の投与で軽快しました。


この症例では2回の乳房再生豊胸(溶液4、総量200ml)を行い、乳房はほぼシリコンゲルバッグ摘出前の大きさに戻りました。この症例から乳腺下シリコンゲルバッグ豊胸ほうが、大胸筋下シリコンゲルバッグ豊胸よりも、シリコンゲルバッグ摘出後の乳房再生豊胸は容易になるのではないかと考えられました。また、乳房再生豊胸注射部に色素沈着を認めたためトラネキサム酸の投与を開始し、軽快しました。

シリコンゲルバッグ摘出
施術
手術は乳輪を半周切開する経乳輪的アプローチか、腋窩を切開する経腋窩アプローチで行います。詳細は以下に説明します。シリコンゲルバッグ豊胸から乳腺再生豊胸への転換は図1に示すように、腋窩(脇)から皮膚を切開します。乳房の下に留置されているシリコンゲルバッグまで組織を剥離し、シリコンゲルバッグをかき出す経路をトンネル状に作ります。これはシリコンゲルバッグが乳腺下、大胸筋下に存在してもそう変わらない手術操作になります。通常、ここではあまり出血は見られません。シリコンゲルをかき出すトンネルができたら、シリコンゲルバッグを包む被膜とそのシリコンゲルバッグを切開します。その切開創を鉗子にて拡大して、指、または鈎でシリコンゲルバッグをかき出します。スライム状になったゲルが切開創から見えます。シリンコンゲルをちぎって、すこしずつ摘出します。2~3回これを繰り返すと、切開創からシリコンゲルバッグが完全に摘出されます。まれに被膜の内側にはシリコンゲルバッグとの癒着があり、シリコンゲルバッグを摘出すると、被膜内面に傷がつき、おおよそ術後1~2か月で被膜が癒着して、被膜自体が構造として認められなくなりますが、一般的には被膜の癒着が起きないことがあるので、ある薬品で被膜内面を処理します。これにより、被膜の癒着が起こり被膜自体は無くなります。この薬品は厚生労働省の認可を受けた医薬品で、小腸吻合や、大腸吻合、消化管吻合の時に使用する安全性の高いものです。この薬品は何かということはここでは明らかにいたしませんが、お客様にはお伝えします。手術後1週間目に乳腺再生豊胸をおこないますが、おおよそ1~3回の乳腺再生豊胸注射で手術前の乳房の大きさに戻せます。非常に稀に、手術後被膜に浸出液の貯留が発生することがありますが、術後にそれを注射針で穿刺し、排液後に薬品で洗浄すれば被膜が癒着し、浸出液の貯留がなくなります。

料金
 費用は税別で初診料3,000円、シリコン摘出手術代金(施術料)は400,000円(税別で価格はモニター価格で大胸筋下法、乳腺下法に関係なく)、手術基本料金30,000円、笑気ガス吸入60,000円、薬代4,500円で計497,500円、税込み537,300円です。
 
リスク
手術に伴う通常のリスクとして、出血、感染、手術部位の腫れがあります。またキシロカインアレルギーの既往がなくともキシロカインアレルギーでアナフラキシーショックになる可能性があります。局所麻酔が使用極量を超えなくても中毒の可能性もあります。これらのリスクに対して静脈路確保、血圧モニター、血中酸素飽和度モニター、心電計装着を実施しています。
 
施術を受けられない方
 キシロカインアレルギーのある方、卵アレルギーのある方ではアナフラキシーショックで死亡する可能性がありますので施術を受けられません。食事制限で体重を減らしている方、過酷な労働、運動を行う方、明らかな心疾患、抗血小板剤、抗凝固剤を服用中の方、免疫抑制剤を服用中の方、腎疾患、肝疾患にかかっている方、血中アルブミンが低下している方、高度の高脂血症(中性脂肪が500mg/dl)、癌に罹患している方、高度な貧血の方、膠原病、感染症に罹患している方は乳房再生豊胸が受けられません。他に受けられない可能性の疾病がありますので、事前に医師にご相談ください。
 
副作用
 シリコンゲルバッグ摘出後に残存する被膜が拘縮し、乳房の変形、痛みを来すことがあります。また残存した被膜に浸出液が貯留し、乳房が固くなり、内容液を排出し、被膜を癒着させる手術を受けなければならない可能性があります。術中の痛みの軽減に笑気ガス吸入が行われますが、副作用として吐き気が数%の頻度で出現します。吐き気に対してはドンペリドンやプリンペランが投与され、30分から1時間で症状は軽快します。術後に投薬が行われますが、その副作用として覚えておかなければならないものは薬疹です。薬疹がでると、かゆみや腫れが生じますから、かゆみや腫れがある場合はすぐに薬剤師か医師に相談してください。そのため処方された薬剤の履歴は整理して保存してください。
 
乳房再生豊胸
乳房再生豊胸溶液4および5の調整
 お客様からヘパリン添加注射器に200ml採血し、血漿を分離する。国産の線維芽細胞成長因子(トラフェルミン®)溶液および国産の脂肪乳剤(イントラリポス®)をこの血漿に加えて乳房再生豊胸溶液を調整します。
 
施術
 笑気ガス吸入または麻酔クリーム塗布にて、鎮静または鎮痛をはかったうえでお客様の乳房皮下組織または乳腺後脂肪組織に22ゲージ注射針で乳房再生豊胸溶液を注入します。乳房再生豊胸溶液注入中は少なくとも動脈酸素分圧をモニターします。注入後15分から30分ベッド上で安静をはかる。止血を確認後、お客様に帰宅していただきます。
 
料金
 乳房再生豊胸溶液4を用いた場合:税別で初診料3,000円、乳房再生豊胸溶液4注射料金340,000円、麻酔クリームまたは笑気ガス吸入20,000円、トラネキサム酸(6錠/日、処方代も含む)90日分10,000円で計373,000円、税込み402,840円。
乳房再生豊胸溶液5を用いた場合:税別で初診料3,000円、乳房再生豊胸溶液5注射料金480,000円、麻酔クリームまたは笑気ガス吸入20,000円、トラネキサム酸(6錠/日、処方代も含む)90日分10,000円で計513,000円、税込み554,040円。
 
リスク
 キシロカインアレルギー、卵アレルギーのある方ではアナフラキシーショックで死亡する可能性があります。豊胸効果がないと考えられるのが、体重が増えない可能性の方です。以下の「施術を受けられない方」に記載されている方では施術を実施できないと考えられます。
 
施術を受けられない方
 卵アレルギーのある方ではアナフラキシーショックで死亡する可能性がありますので施術を受けられません。食事制限で体重を減らしている方、過酷な労働、運動を行う方、明らかな心疾患、<a name=""_Hlk519074221""></a>抗血小板剤、抗凝固剤を服用中の方、免疫抑制剤を服用中の方、腎疾患、肝疾患にかかっている方、血中アルブミンが低下している方、高度の高脂血症(中性脂肪が500mg/dl)、癌に罹患している方、高度な貧血の方、膠原病、感染症に罹患している方は乳房再生豊胸が受けられません。他に受けられない可能性の疾病がありますので、事前に医師にご相談ください。
 
副作用
 乳房再生豊胸の副作用は、乳房の色素沈着や赤み、かゆみで10%前後の頻度でみられます。乳房の色素沈着やあかみに対してはトラネキサム酸、かゆみに対しては抗アレルギー剤の投与で対応しています。乳房再生豊胸ではトラフェルミン®を使用しますが、この薬剤に含まれるエデト酸によるアレルギーがあります。また、イントラリポスには大豆蛋白質は含まれていませんが、卵黄からの脂質が含まれ、アレルギーを起こすことが知られています。乳房再生豊胸時には薬剤アレルギー、卵アレルギーの問診を行い、乳房再生豊胸溶液注入時には血中酸素分圧を監視して行っています。今までに、乳房再生豊胸時にアレルギー反応を認めた症例はありません。乳房再生豊胸後に迷走神経反射と思われる胃の痛みや吐き気が1~数%の頻度で認められます。胃の痛みに対してはプロトンポンプインヒビター、吐き気に対してはドンペリドンが投与されます。乳房再生豊胸時の痛みの軽減に笑気ガス吸入が行われますが、副作用として吐き気が数%の頻度で出現します。
 術後に投薬が行われることがありますが、その副作用として覚えておかなければならないものは薬疹です。薬疹がでると、かゆみや腫れが生じますから、かゆみや腫れがある場合はすぐに薬剤師か医師に相談してください。そのため処方された薬剤の履歴は整理して保存してください。"

症例703 (アクアリフト・乳房再生豊胸によるハイブリッド豊胸症例)


女性、28歳、BMI19.0の症例を以下に示します。


Before:図1.アクアリフト注入前の乳房外観

アクアリフト注入前の乳房の外観です。トップ・アンダーの差は9.8 cmで、ブラジャーサイズはほぼAという結果でした。


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Before:図2.アクアリフト注入後の乳房の外観

アクアリフト注入後8週後の乳房の外観です。乳房再生豊胸前のトップ・アンダーの差は11.8 cmでした。ブラジャーサイズはAより大きく、Bより小さいという結果でした。左右100グラムのアクアリフト注入で胸囲長は2.0 cm増加しました。これはブラジャーサイズで約0.8カップに相当するのですが、これは予想を下回る結果でした。お客様が大胸筋を過度に使用するトレーニングをおこなっていたのでアクアリフトの注入効果が減少していると思われました。この後に1回目の改良型乳房再生豊胸50mlずつを左右の乳房に注入しました。また、お客様にお願いして、トレーニングを乳房再生豊胸が完成するまでは控えていただくことにしました。


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After:図3.1回目の乳房再生豊胸後の乳房の外観

1回目の乳房再生豊胸後4か月での乳房の外観です。トップ・アンダーの差は12.9 cmで、ブラジャーサイズはBより大きいが、ほぼBという結果になりました。1回目の乳房再生豊胸で胸囲長は1.1cm増加しました。注入した乳房再生豊胸溶液が片側50mlでしたので、この結果は妥当だと考えました。また、図2の赤い楕円で示した部分に乳房再生豊胸溶液を注入しました。図3を見ていただいてお分かりになると思いますが、その部分に豊胸効果が認められました。胸囲測定後に2回目の乳房再生豊胸を行いました。
 2回目の乳房再生豊胸後に6週間が経過した時点でのトップ・アンダーの差は14.6 cmでした。ブラジャーサイズはトップ・アンダーの差は12.9 cm、ブラジャーサイズはCより小さいのですが、ほぼCとなりました。2回目の乳房再生豊胸での胸囲長の増加は1.7cmに留まりましたが、注入した乳腺再生豊胸溶液が片側50mlでしたので、結果としては予想以上だと考えました。2回目の乳房再生豊胸後の乳房外観は省略いたします。


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After:図4.3回目の乳房再生豊胸後の乳房の外観

3回目の乳房再生豊胸後4か月後での乳房の外観です。トップ・アンダーの差は16.5 cmとなりました。ブラジャーサイズはDより小さいのですが、ほぼDという結果になりました。3回目の乳房再生豊胸で胸囲長は1.9cm増加しました。注入した乳房再生豊胸溶液が片側50mlでしたので、結果としては予想以上だと考えました。
 この症例での注目すべき点ではこのアクアリフト豊胸後に過度に大胸筋を使用する運動を行うとアクアリフトの喪失が早まりますが、アクアリフト・乳房再生豊胸のハイブリッド豊胸を行うことでアクアリフトの喪失で減少した乳房体積を補え、豊胸効果を維持できると考えられたことでした。


アクア・乳房再生豊胸のハイブリッド豊胸ではアクア豊胸後に乳房再生豊胸をおこないますのでアクア豊胸、乳房再生豊胸の順に方法、料金、リスク、詳細な副作用について説明します。

アクア豊胸施術
 手術に先立って、乳房内側縁、下縁、外側縁にマーキングし、アクア豊胸の出来上がりをデザインします。手術では笑気ガス吸入後に針挿入部に麻酔を行います。その後、針挿入部の皮膚を3㎜~4㎜の皮膚割線に沿って切開します。皮膚割線に沿って切開された皮膚を適切に縫合すると皮膚の切開創の治癒後に切開の傷跡が残らないことが知られております。皮膚割線に沿って、3mmほど切開するので術後の切開創の跡は目立たなくなります。この皮膚切開部から直径3mm、長さ25~30cmの針を挿入します。この針は5㎝~10cmの皮下脂肪組織を経由して、その針先が乳腺の基底部、乳頭の真下まで達します。この針からアクティブゲルと局所麻酔薬を注射し、アクティブゲルを術前に決めたデザインに従い留置します。約40グラムのアクティブゲルは注入せずに取り置き、アクティブゲル注入を中断します。左右の乳房に注入されたアクティブゲルを軽くマッサージし、左右差を確認してから、取り置きしたアクティブゲルを使い、左右差があればをこれ解消し、左右差がなければ20グラムずつ左右の乳房に注入します。皮膚割線に沿って切開された皮膚を5-0のPDSⅡで一針埋没縫合しますので、術後。抜糸の必要はありません。
料金
 費用は税別で初診料3,000円、アクティブゲル100~400グラムの施術料金は240,000円(100グラム)、340,000円(200グラム)、510,000円(300グラム)、680,000円(400グラム)です。そのほかに税別で手術基本料金30,000円、笑気ガス吸入30,000円、薬代4,500円が必要です。
リスク
 アクティブゲル留置直後に軽くマッサージを行わないと、術後1カ月くらいから留置されたアクティブゲルを“しこり”として触るようになり、また感じるようになります。したがって、当クリニックではアクティブゲル留置直後に軽くマッサージを必ず行います。しかし、アクティブゲル留置直後に軽くマッサージを行っても1カ月後くらいから留置したアクティブゲルを固く感じる場合がまれにみられます。現在のところ私どものデータでは施術例200例に1例みられ、その頻度は0.5%です。この場合、塩分の濃い食事をとっていることがありますので食事の塩分制限を指導します。それでも解決しない場合は特殊な機器を用いてアクティブゲルを入れた切開部位からアクティブゲルを10~20グラムほど吸引します。吸引後、1週間乳房全体を弾性テープで固定し、出血を抑制します。
手術に伴う通常のリスクとして、出血、感染、手術部位の腫れがあります。感染に関しては私どものデータの施術例200例では感染が1例もありませんでした。グラム陽性球菌感染を抑制する必要がある場合では術後に通常使用する抗生物質以外に加えて、グラム陽性球菌が感受性をもつ抗生物質を投与します。またキシロカインアレルギーの既往がなくともキシロカインでアナフィラキシーショックになる可能性があります。また、局所麻酔薬を極量使用しなくても局所麻酔薬中毒が起こる可能性があります。これらのリスクに対して静脈路確保、血圧モニター、血中酸素飽和度モニター、心電計装着を術中に実施しております。 さらに、アクティブゲル留置後は胸部にアクティブゲルを留置するためか、迷走神経反射が起こりやすくなります。心電計での徐脈、頻脈がみられます。徐脈は術中には経過観察できない場合があり、気管支喘息が合併している可能性がなければ硫酸アトロピン、気管支喘息も合併している可能性があればエピネフリンを投与します。頻脈はQT延長のために起きていることがおおく、経過観察だけで通常の脈拍に復帰する場合が多く、インデラルを使用することはほぼありませんが、そうした場合も想定してあります。
他のリスクとしてアクアリフト(アクティブゲル)、アクアフィリングにはこれらの製造過程で混入するアクリルアミドが5ppm(輸入代行元;IMJ調べ)ほど含まれています。この量はポテトチップスに含まれる量と同じで、健康被害をもたらすものとは考えられません。アクリルアミドは発癌性の疑われる物質であるグループ2Aに分類されますが、この分類に牛豚羊馬ヤギなどの赤肉も含まれています(1)。アクリルアミドはについて詳細に書かれている農林水産省の「食品に含まれているアクリルアミド」の記載を以下に引用します(2)。アクリルアミドは、炭水化物を多く含む原材料を高温(120℃以上)で加熱調理した食品に含まれる可能性があります。例えば、ポテトチップス、フライドポテトなど、じゃがいもを揚げたスナックや料理、ビスケット、クッキーのように穀類を原材料とする焼き菓子などに、高濃度に含まれていることが報告されています。コーヒー豆、ほうじ茶葉、煎り麦のように、高温で焙煎した食品にもアクリルアミドが高濃度に含まれていることが報告されています。アクリルアミドはとても水に溶けやすいため、これらから抽出したコーヒー、ほうじ茶、麦茶などの飲料にもアクリルアミドが含まれていることが確認されています。アクリルアミドが含まれている食品は、市販の加工食品だけではありません。アクリルアミドができる仕組みには食品の加熱が関係していることから、家庭で食品を調理する場合にもアクリルアミドが生成する条件がそろえば、アクリルアミドができてしまう可能性があります。例えば、野菜の素揚げや炒めもの、手作りの焼き菓子、トーストしたパンなどにもアクリルアミドが含まれていることが確認されています。加熱していない生の食材にはアクリルアミドは含まれていません。また、加熱調理した食品でも茹でたり、蒸したりした食品にはアクリルアミドが含まれていないか、含まれていても極微量であることが報告されています。食品ではありませんが、私たちが接する身近なものとしてはタバコの煙にもアクリルアミドが含まれています。アクティブゲルには5ppmのアクリルアミドが含まれると述べましたが、この量は5㎎/㎏と同じ濃度です。農林水産省の「アクリルアミドを含む食品」に食品とアクリルアミドの濃度が出ていますので一度ご覧ください。ポテトチップスにもアクティブゲルに近似した濃度のアクリルアミドが含まれています。これらも食品は毎日摂取してゆくものです。一方、アクティブゲルは1回~2回の注入で400グラムが使用されるだけです。したがってアクリルアミドと発癌との関係を心配される方は、毎日摂取する食品に注意していただくことも大事です。ちなみに、厚生労働省の加工食品中アクリルアミドに関するQ&Aでは2015年の統計でEUの人々は日本の人々の約10倍のアクリルアミドを摂取しています。
科学的根拠に基づく食情報を提供する消費者団体が<strong>「</strong>アクリルアミドの発がん性問題 「ポテチに多い」で慌てる必要はない」で指摘している通り(4)、アクリルアミドの大量摂取が問題と考えられます。生涯にわたって摂取するアクリルアミドの量からみて、アクア豊胸で投与されるアクリルアミドはかなり少量ですから、アクア豊胸が健康に大きな被害を出す可能性は少ないと考えています。

施術を受けられない方
キシロカインアレルギーのある方、卵アレルギーのある方ではアナフラキシーショックで死亡する可能性がありますので施術を受けられません。明らかな心疾患、抗血小板剤、抗凝固剤を服用中の方、免疫抑制剤を服用中の方、腎疾患、肝疾患にかかっている方、血中アルブミンが低下している方、高度な貧血の方、膠原病、感染症に罹患している方はアクア豊胸が受けられません。他に受けられない可能性の疾病がありますので、事前に医師にご相談ください。過酷な労働、運動を行う方では留置したアクティブゲルが1年以内に消失する可能性があります。この場合は乳房再生豊胸をアクア豊胸後に行うと留置したアクティブゲルの減少をくい止めることができますので医師にご相談ください。
副作用
術中の痛みの軽減に笑気ガス吸入が行われますが、副作用として吐き気が数%の頻度で出現します。またアクティブゲルの留置のためか術後に迷走神経刺激によると思われる吐き気、嘔吐があります。吐き気、嘔吐に対してはドンペリドンやプリンペランが投与され、30分から1時間で症状は軽快します。術後に投薬が行われますが、その副作用として覚えておかなければならないものは薬疹です。薬疹がでると、かゆみや腫れが生じますから、かゆみや腫れがある場合はすぐに薬剤師か医師に相談してください。そのため処方された薬剤の履歴は整理して保存してください。
文献
1.IARC発がん性リスク一覧https://ja.wikipedia.org/wiki/IARC%E7%99%BA%E3%81%8C%E3%82%93%E6%80%A7%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF%E4%B8%80%E8%A6%A7
https://ja.wikipedia.org/wiki/IARC%E7%99%BA%E3%81%8C%E3%82%93%E6%80%A7%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF%E4%B8%80%E8%A6%A7
2.「食品に含まれているアクリルアミド」
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_kiso/syokuhin.html"">http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_kiso/syokuhin.html
3.農林水産省:「アクリルアミドを含む食品」<a href=""http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_syosai/nousui/ganyu.html"">http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_syosai/nousui/ganyu.html</a></h1>
4.厚生労働省の加工食品中アクリルアミドに関するQ&A
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/kagaku/topics/tp021101-
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/kagaku/topics/tp021101-1.html
5.アクリルアミドの発がん性問題 「ポテチに多い」で慌てる必要はない」
http://www.foocom.net/column/editor/11634/
http://www.foocom.net/column/editor/11634/


乳房再生豊胸
乳房再生豊胸溶液4および5の調整
 お客様からヘパリン添加注射器に200ml採血し、血漿を分離する。国産の線維芽細胞成長因子(トラフェルミン®)溶液および国産の脂肪乳剤(イントラリポス®)をこの血漿に加えて乳房再生豊胸溶液を調整します。

施術
 笑気ガス吸入または麻酔クリーム塗布にて、鎮静または鎮痛をはかったうえでお客様の乳房皮下組織または乳腺後脂肪組織に22ゲージ注射針で乳房再生豊胸溶液を注入します。乳房再生豊胸溶液注入中は少なくとも動脈酸素分圧をモニターします。注入後15分から30分ベッド上で安静をはかる。止血を確認後、お客様に帰宅していただきます。

料金
 乳房再生豊胸溶液4を用いた場合:税別で初診料3,000円、乳房再生豊胸溶液4注射料金340,000円、麻酔クリームまたは笑気ガス吸入20,000円、トラネキサム酸(6錠/日、処方代も含む)90日分10,000円で計373,000円、税込み402,840円。
乳房再生豊胸溶液5を用いた場合:税別で初診料3,000円、乳房再生豊胸溶液5注射料金480,000円、麻酔クリームまたは笑気ガス吸入20,000円、トラネキサム酸(6錠/日、処方代も含む)90日分10,000円で計513,000円、税込み554,040円。

リスク
施術を受けられない方
卵アレルギーのある方ではアナフラキシーショックで死亡する可能性がありますので施術を受けられません。食事制限で体重を減らしている方、過酷な労働、運動を行う方、明らかな心疾患、抗血小板剤、抗凝固剤を服用中の方、免疫抑制剤を服用中の方、腎疾患、肝疾患にかかっている方、血中アルブミンが低下している方、高度の高脂血症(中性脂肪が500mg/dl)、癌に罹患している方、高度な貧血の方、膠原病、感染症に罹患している方は乳房再生豊胸が受けられません。他に受けられない可能性の疾病がありますので、事前に医師にご相談ください。

副作用
乳房再生豊胸の副作用は、乳房の色素沈着や赤み、かゆみで10%前後の頻度でみられます。乳房の色素沈着やあかみに対してはトラネキサム酸、かゆみに対しては抗アレルギー剤の投与で対応しています。乳房再生豊胸ではトラフェルミン®を使用しますが、この薬剤に含まれるエデト酸によるアレルギーがあります。また、イントラリポスには大豆蛋白質は含まれていませんが、卵黄からの脂質が含まれ、アレルギーを起こすことが知られています。乳房再生豊胸時には薬剤アレルギー、卵アレルギーの問診を行い、乳房再生豊胸溶液注入時には血中酸素分圧を監視して行っています。今までに、乳房再生豊胸時にアレルギー反応を認めた症例はありません。乳房再生豊胸後に迷走神経反射と思われる胃の痛みや吐き気が1~数%の頻度で認められます。胃の痛みに対してはプロトンポンプインヒビター、吐き気に対してはドンペリドンが投与されます。乳房再生豊胸時の痛みの軽減に笑気ガス吸入が行われますが、副作用として吐き気が数%の頻度で出現します。
術後に投薬が行われることがありますが、その副作用として覚えておかなければならないものは薬疹です。薬疹がでると、かゆみや腫れが生じますから、かゆみや腫れがある場合はすぐに薬剤師か医師に相談してください。そのため処方された薬剤の履歴は整理して保存してください。

症例702 (トランスジェンダーでのアクアリフト・乳房再生豊胸のハイブリッド豊胸症例)


男性、25歳、BMI18.3のトランスジェンダーの症例

 

症例702図11

図1.アクアリフト注入前の乳房外観

 アクアリフト注入前の乳房の外観です。乳頭の周囲が赤くなっていますが(矢印で示す)、これはエストロゲンの長期投与によると考えられる血管増生です。この時点でのトップ・アンダーの差は4.5 cmでした。ブラジャーサイズはAAAより小さいという結果になりました。胸囲長を測定した後、アクアリフト100グラムずつを左右の乳房の乳腺後脂肪組織に注入しました。

 

 症例702図2

図2.アクアリフト注入後の乳房の外観

 アクアリフト注入後6週後の乳房の外観です。アクアリフト注入後のトップ・アンダーの差は8.3 cmとなりました。ブラジャーサイズはAAより大きく、Aより小さいという結果になりました。左右100グラムのアクアリフト注入で胸囲長は3.8 cm増加しました。これはブラジャーサイズで約1.5カップに相当します。胸囲長測定後に改良型乳腺再生豊胸100mlずつを左右の乳房に注入しました。

 

 症例702図31

図3.乳腺再生豊胸後の乳房の外観

 乳腺再生豊胸後3週間での乳房外観です。トップ・アンダーの差は10.1 cmとなり、ブラジャーサイズはほぼAとなりました。1回目の乳腺再生豊胸での胸囲長の増加は1.8cm(ブラジャーサイズ0.7カップ)にとどまりました。乳腺再生豊胸前より乳頭の周囲にエストロゲンの長期投与によると考えられる血管増生を認めましたが、乳腺再生豊胸溶液注入により乳頭より下の乳房に血管増生が顕著になりました(矢印で示す)。乳房の乳輪近くに色素沈着が出現したのでトラネキサム酸投与を行いました。1回のアクアリフト注入とその後の1回の乳腺再生豊胸により豊胸前から胸囲長は5.6 cm増大しました。これはブラジャーサイズで2カップ以上に相当します。

 

 この症例での注目すべき点は被施術者が男性であることです。以前は男性のお客様の豊胸ではシリコン豊胸を選択するしかなかったのですが、このアクアリフト・乳腺再生豊胸によるハイブリッド豊胸を用いれば男性でもシリコン豊胸以外の方法で豊胸が可能になるということが明らかになりました。また、アクアリフトは2年から8年で消失します。アクアリフトがなくなった時点で乳腺再生豊胸を行えば乳腺組織と脂肪組織から成る異物の混在しない乳房組織が得られると考えられます。


Before:


矢印



After:


アクア・乳房再生豊胸のハイブリッド豊胸ではアクア豊胸後に乳房再生豊胸をおこないますのでアクア豊胸、乳房再生豊胸の順に方法、料金、リスク、詳細な副作用について説明します。

アクア豊胸施術
 手術に先立って、乳房内側縁、下縁、外側縁にマーキングし、アクア豊胸の出来上がりをデザインします。手術では笑気ガス吸入後に針挿入部に麻酔を行います。その後、針挿入部の皮膚を3㎜~4㎜の皮膚割線に沿って切開します。皮膚割線に沿って切開された皮膚を適切に縫合すると皮膚の切開創の治癒後に切開の傷跡が残らないことが知られております。皮膚割線に沿って、3mmほど切開するので術後の切開創の跡は目立たなくなります。この皮膚切開部から直径3mm、長さ25~30cmの針を挿入します。この針は5㎝~10cmの皮下脂肪組織を経由して、その針先が乳腺の基底部、乳頭の真下まで達します。この針からアクティブゲルと局所麻酔薬を注射し、アクティブゲルを術前に決めたデザインに従い留置します。約40グラムのアクティブゲルは注入せずに取り置き、アクティブゲル注入を中断します。左右の乳房に注入されたアクティブゲルを軽くマッサージし、左右差を確認してから、取り置きしたアクティブゲルを使い、左右差があればをこれ解消し、左右差がなければ20グラムずつ左右の乳房に注入します。皮膚割線に沿って切開された皮膚を5-0のPDSⅡで一針埋没縫合しますので、術後。抜糸の必要はありません。
料金
 費用は税別で初診料3,000円、アクティブゲル100~400グラムの施術料金は240,000円(100グラム)、340,000円(200グラム)、510,000円(300グラム)、680,000円(400グラム)です。そのほかに税別で手術基本料金30,000円、笑気ガス吸入30,000円、薬代4,500円が必要です。
リスク
 アクティブゲル留置直後に軽くマッサージを行わないと、術後1カ月くらいから留置されたアクティブゲルを“しこり”として触るようになり、また感じるようになります。したがって、当クリニックではアクティブゲル留置直後に軽くマッサージを必ず行います。しかし、アクティブゲル留置直後に軽くマッサージを行っても1カ月後くらいから留置したアクティブゲルを固く感じる場合がまれにみられます。現在のところ私どものデータでは施術例200例に1例みられ、その頻度は0.5%です。この場合、塩分の濃い食事をとっていることがありますので食事の塩分制限を指導します。それでも解決しない場合は特殊な機器を用いてアクティブゲルを入れた切開部位からアクティブゲルを10~20グラムほど吸引します。吸引後、1週間乳房全体を弾性テープで固定し、出血を抑制します。
手術に伴う通常のリスクとして、出血、感染、手術部位の腫れがあります。感染に関しては私どものデータの施術例200例では感染が1例もありませんでした。グラム陽性球菌感染を抑制する必要がある場合では術後に通常使用する抗生物質以外に加えて、グラム陽性球菌が感受性をもつ抗生物質を投与します。またキシロカインアレルギーの既往がなくともキシロカインでアナフィラキシーショックになる可能性があります。また、局所麻酔薬を極量使用しなくても局所麻酔薬中毒が起こる可能性があります。これらのリスクに対して静脈路確保、血圧モニター、血中酸素飽和度モニター、心電計装着を術中に実施しております。 さらに、アクティブゲル留置後は胸部にアクティブゲルを留置するためか、迷走神経反射が起こりやすくなります。心電計での徐脈、頻脈がみられます。徐脈は術中には経過観察できない場合があり、気管支喘息が合併している可能性がなければ硫酸アトロピン、気管支喘息も合併している可能性があればエピネフリンを投与します。頻脈はQT延長のために起きていることがおおく、経過観察だけで通常の脈拍に復帰する場合が多く、インデラルを使用することはほぼありませんが、そうした場合も想定してあります。
他のリスクとしてアクアリフト(アクティブゲル)、アクアフィリングにはこれらの製造過程で混入するアクリルアミドが5ppm(輸入代行元;IMJ調べ)ほど含まれています。この量はポテトチップスに含まれる量と同じで、健康被害をもたらすものとは考えられません。アクリルアミドは発癌性の疑われる物質であるグループ2Aに分類されますが、この分類に牛豚羊馬ヤギなどの赤肉も含まれています(1)。アクリルアミドはについて詳細に書かれている農林水産省の「食品に含まれているアクリルアミド」の記載を以下に引用します(2)。アクリルアミドは、炭水化物を多く含む原材料を高温(120℃以上)で加熱調理した食品に含まれる可能性があります。例えば、ポテトチップス、フライドポテトなど、じゃがいもを揚げたスナックや料理、ビスケット、クッキーのように穀類を原材料とする焼き菓子などに、高濃度に含まれていることが報告されています。コーヒー豆、ほうじ茶葉、煎り麦のように、高温で焙煎した食品にもアクリルアミドが高濃度に含まれていることが報告されています。アクリルアミドはとても水に溶けやすいため、これらから抽出したコーヒー、ほうじ茶、麦茶などの飲料にもアクリルアミドが含まれていることが確認されています。アクリルアミドが含まれている食品は、市販の加工食品だけではありません。アクリルアミドができる仕組みには食品の加熱が関係していることから、家庭で食品を調理する場合にもアクリルアミドが生成する条件がそろえば、アクリルアミドができてしまう可能性があります。例えば、野菜の素揚げや炒めもの、手作りの焼き菓子、トーストしたパンなどにもアクリルアミドが含まれていることが確認されています。加熱していない生の食材にはアクリルアミドは含まれていません。また、加熱調理した食品でも茹でたり、蒸したりした食品にはアクリルアミドが含まれていないか、含まれていても極微量であることが報告されています。食品ではありませんが、私たちが接する身近なものとしてはタバコの煙にもアクリルアミドが含まれています。アクティブゲルには5ppmのアクリルアミドが含まれると述べましたが、この量は5㎎/㎏と同じ濃度です。農林水産省の「アクリルアミドを含む食品」に食品とアクリルアミドの濃度が出ていますので一度ご覧ください。ポテトチップスにもアクティブゲルに近似した濃度のアクリルアミドが含まれています。これらも食品は毎日摂取してゆくものです。一方、アクティブゲルは1回~2回の注入で400グラムが使用されるだけです。したがってアクリルアミドと発癌との関係を心配される方は、毎日摂取する食品に注意していただくことも大事です。ちなみに、厚生労働省の加工食品中アクリルアミドに関するQ&Aでは2015年の統計でEUの人々は日本の人々の約10倍のアクリルアミドを摂取しています。
科学的根拠に基づく食情報を提供する消費者団体が<strong>「</strong>アクリルアミドの発がん性問題 「ポテチに多い」で慌てる必要はない」で指摘している通り(4)、アクリルアミドの大量摂取が問題と考えられます。生涯にわたって摂取するアクリルアミドの量からみて、アクア豊胸で投与されるアクリルアミドはかなり少量ですから、アクア豊胸が健康に大きな被害を出す可能性は少ないと考えています。

施術を受けられない方
キシロカインアレルギーのある方、卵アレルギーのある方ではアナフラキシーショックで死亡する可能性がありますので施術を受けられません。明らかな心疾患、抗血小板剤、抗凝固剤を服用中の方、免疫抑制剤を服用中の方、腎疾患、肝疾患にかかっている方、血中アルブミンが低下している方、高度な貧血の方、膠原病、感染症に罹患している方はアクア豊胸が受けられません。他に受けられない可能性の疾病がありますので、事前に医師にご相談ください。過酷な労働、運動を行う方では留置したアクティブゲルが1年以内に消失する可能性があります。この場合は乳房再生豊胸をアクア豊胸後に行うと留置したアクティブゲルの減少をくい止めることができますので医師にご相談ください。
副作用
術中の痛みの軽減に笑気ガス吸入が行われますが、副作用として吐き気が数%の頻度で出現します。またアクティブゲルの留置のためか術後に迷走神経刺激によると思われる吐き気、嘔吐があります。吐き気、嘔吐に対してはドンペリドンやプリンペランが投与され、30分から1時間で症状は軽快します。術後に投薬が行われますが、その副作用として覚えておかなければならないものは薬疹です。薬疹がでると、かゆみや腫れが生じますから、かゆみや腫れがある場合はすぐに薬剤師か医師に相談してください。そのため処方された薬剤の履歴は整理して保存してください。
文献
1.IARC発がん性リスク一覧
https://ja.wikipedia.org/wiki/IARC%E7%99%BA%E3%81%8C%E3%82%93%E6%80%A7%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF%E4%B8%80%E8%A6%A7
https://ja.wikipedia.org/wiki/IARC%E7%99%BA%E3%81%8C%E3%82%93%E6%80%A7%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF%E4%B8%80%E8%A6%A7
2.「食品に含まれているアクリルアミド」
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_kiso/syokuhin.html"">http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_kiso/syokuhin.html
3.農林水産省:「アクリルアミドを含む食品」
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_syosai/nousui/ganyu.html"">http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_syosai/nousui/ganyu.html
4.厚生労働省の加工食品中アクリルアミドに関するQ&A
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/kagaku/topics/tp021101-1.html
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/kagaku/topics/tp021101-1.html
5.「アクリルアミドの発がん性問題 「ポテチに多い」で慌てる必要はない」
http://www.foocom.net/column/editor/11634/"">http://www.foocom.net/column/editor/11634/

乳房再生豊胸
乳房再生豊胸溶液4および5の調整
 お客様からヘパリン添加注射器に200ml採血し、血漿を分離する。国産の線維芽細胞成長因子(トラフェルミン®)溶液および国産の脂肪乳剤(イントラリポス®)をこの血漿に加えて乳房再生豊胸溶液を調整します。

施術
 笑気ガス吸入または麻酔クリーム塗布にて、鎮静または鎮痛をはかったうえでお客様の乳房皮下組織または乳腺後脂肪組織に22ゲージ注射針で乳房再生豊胸溶液を注入します。乳房再生豊胸溶液注入中は少なくとも動脈酸素分圧をモニターします。注入後15分から30分ベッド上で安静をはかる。止血を確認後、お客様に帰宅していただきます。

料金
 乳房再生豊胸溶液4を用いた場合:税別で初診料3,000円、乳房再生豊胸溶液4注射料金340,000円、麻酔クリームまたは笑気ガス吸入20,000円、トラネキサム酸(6錠/日、処方代も含む)90日分10,000円で計373,000円、税込み402,840円。
乳房再生豊胸溶液5を用いた場合:税別で初診料3,000円、乳房再生豊胸溶液5注射料金480,000円、麻酔クリームまたは笑気ガス吸入20,000円、トラネキサム酸(6錠/日、処方代も含む)90日分10,000円で計513,000円、税込み554,040円。

リスク
施術を受けられない方
卵アレルギーのある方ではアナフラキシーショックで死亡する可能性がありますので施術を受けられません。食事制限で体重を減らしている方、過酷な労働、運動を行う方、明らかな心疾患、抗血小板剤、抗凝固剤を服用中の方、免疫抑制剤を服用中の方、腎疾患、肝疾患にかかっている方、血中アルブミンが低下している方、高度の高脂血症(中性脂肪が500mg/dl)、癌に罹患している方、高度な貧血の方、膠原病、感染症に罹患している方は乳房再生豊胸が受けられません。他に受けられない可能性の疾病がありますので、事前に医師にご相談ください。

副作用
乳房再生豊胸の副作用は、乳房の色素沈着や赤み、かゆみで10%前後の頻度でみられます。乳房の色素沈着やあかみに対してはトラネキサム酸、かゆみに対しては抗アレルギー剤の投与で対応しています。乳房再生豊胸ではトラフェルミン®を使用しますが、この薬剤に含まれるエデト酸によるアレルギーがあります。また、イントラリポスには大豆蛋白質は含まれていませんが、卵黄からの脂質が含まれ、アレルギーを起こすことが知られています。乳房再生豊胸時には薬剤アレルギー、卵アレルギーの問診を行い、乳房再生豊胸溶液注入時には血中酸素分圧を監視して行っています。今までに、乳房再生豊胸時にアレルギー反応を認めた症例はありません。乳房再生豊胸後に迷走神経反射と思われる胃の痛みや吐き気が1~数%の頻度で認められます。胃の痛みに対してはプロトンポンプインヒビター、吐き気に対してはドンペリドンが投与されます。乳房再生豊胸時の痛みの軽減に笑気ガス吸入が行われますが、副作用として吐き気が数%の頻度で出現します。
術後に投薬が行われることがありますが、その副作用として覚えておかなければならないものは薬疹です。薬疹がでると、かゆみや腫れが生じますから、かゆみや腫れがある場合はすぐに薬剤師か医師に相談してください。そのため処方された薬剤の履歴は整理して保存してください。"

症例701(ヒアルロン酸・乳房再生豊胸によるハイブリッド豊胸)


 症例は34歳、女性、BMI16.7でした。デコルテの肋骨が浮いてみえ、トップ・アンダーの差は6.5 cmで、AAカップより小さいという結果でした。ヒアルロン酸注入後1週間での乳房外観です。ヒアルロン酸50ml注入によりトップ・アンダーの差は8.2 cmになりました。2回の乳房再生豊胸(溶液5、総量200ml)で豊胸し、トップ・アンダーの差は10.8 cmでした。ブラジャーサイズはAを少し越したくらいになりました。胸囲は豊胸開始前からは4.3 cm大きくなりました。もう1回乳腺再生豊胸を行えば胸囲は豊胸開始前から5.0㎝を超えて大きくなることは想像に難くありません。乳輪近くの色素沈着はトラネキサム酸内服でさらに軽快してきています。デコルテの浮いて見えた肋骨も乳房再生豊胸により改善しました。

 


Before:ヒアルロン酸注入前の乳房外観

乳房の絆創膏は乳頭縮小術後のため。デコルテの肋骨が浮いてみえます。トップ・アンダーの差は6.5 cmで、ブラジャーサイズはAAAより大きく、AAより小さいという結果でした。


矢印



After:ヒアルロン酸注入後の乳房の外観

ヒアルロン酸注入後1週間での乳房外観です。ヒアルロン酸注入によりトップ・アンダーの差は8.2 cmになりました。ブラジャーサイズはAAより大きく、Aより小さいという結果でした。胸囲測定の後に1回目の乳腺再生豊胸(溶液5、総量200ml)80mlずつを左右の乳房に注入しました。お客様のご要望で40mlは赤い楕円で示したデコルテに注入しました。


矢印


After:1回目乳腺再生豊胸後の外観

前回の乳腺再生豊胸から1か月が経過している時点での乳房外観です。デコルテに皮下組織が定着し、肋骨が浮いて見え難くなりました。乳腺再生豊胸後のトップ・アンダーの差は:9.4 cmで、ブラジャーサイズはAより小さいのですが、Aカップに近づきました。乳腺再生豊胸により胸囲が1.2cm大きくなっただけにとどまりましたが、これは1回目の乳腺再生豊胸(溶液5)80 mlずつの乳腺再生豊胸溶液しか乳房に注入しなかったことも一因と考えられました。また、胸囲は豊胸開始前からは2.9 cm大きくなりました。乳腺再生豊胸により増加する胸囲長が少ないように思えますが、これは乳腺再生豊胸前に注入したヒアルロン酸が吸収されているためと考えられました。胸囲測定後2回目の乳腺再生豊胸(溶液5、総量200ml)を行いました。また、乳腺再生豊胸後に乳輪近くに色素沈着が発生したのでトラネキサム酸の内服を開始しました。


この症例ではBMIが16,7と体に脂肪がつきにくい体質であることも乳腺再生豊胸の効率が悪い条件になってしまっています。また、吸収型ヒアルロン酸が経時的に吸収されることと相まって乳腺再生豊胸による胸囲の増加を減少させていると考えられますが、このような悪条件でも1回のヒアルロン酸豊胸とそれに続く2回の乳腺再生豊胸で5cm近い豊胸効果が得られることがわかります。

 ヒアルロンサン・乳房再生豊胸のハイブリッド豊胸ではヒアルロン酸豊胸後に乳房再生豊胸をおこないますのでヒアルロン酸豊胸、乳房再生豊胸の順に方法、料金、リスク、詳細な副作用について説明します。

ヒアルロン酸豊胸
 ヒアルロン酸豊胸の手術では、笑気ガス吸入後に針挿入部に麻酔を行います。その後、針挿入部の皮膚を3㎜~4㎜の皮膚割線に沿って切開します。皮膚割線に沿って切開された皮膚を適切に縫合すると皮膚の切開創の治癒後に切開の傷跡が残らないことが知られております。皮膚割線に沿って、3mmほど切開するので術後の切開創の跡は目立たなくなります。この皮膚切開部から直径3mm、長さ25~30cmの針を挿入します。この針は5㎝~10cmの皮下脂肪組織を経由して、その針先が乳腺の基底部、乳頭の真下まで達します。この針からヒアルロン酸と局所麻酔薬を注射し、ヒアルロン酸を乳頭より下方に留置します。皮膚割線に沿って切開された皮膚を5-0のPDSⅡで一針埋没縫合しますので、術後。抜糸の必要はありません。
料金
 費用は税別で初診料3,000円、ヒアルロン酸100グラムの施術料金は340,000円です。そのほかに税別で手術基本料金30,000円、笑気ガス吸入30,000円、薬代4,500円が必要です。
リスク
 手術に伴う通常のリスクとして、出血、感染、手術部位の腫れがあります。グラム陽性球菌感染を抑制する必要がある場合では術後に通常使用する抗生物質以外に加えて、グラム陽性球菌が感受性をもつ抗生物質を投与します。またキシロカインアレルギーの既往がなくともキシロカインでアナフィラキシーショックになる可能性があります。また、局所麻酔薬を極量使用しなくても局所麻酔薬中毒が起こる可能性があります。これらのリスクに対して静脈路確保、血圧モニター、血中酸素飽和度モニター、心電計装着を術中に実施しております。 さらに、胸部インプラント留置後は胸部にインプラントを留置するためか、迷走神経反射が起こりやすくなります。心電計での徐脈、頻脈がみられます。徐脈は術中には経過観察できない場合があり、気管支喘息が合併している可能性がなければ硫酸アトロピン、気管支喘息も合併している可能性があればエピネフリンを投与します。頻脈はQT延長のために起きていることがおおく、経過観察だけで通常の脈拍に復帰する場合が多く、インデラルを使用することはほぼありませんが、そうした場合も想定してあります。
大胸筋を使う方は留置したヒアルロン酸が消失しやすいのでヒアルロン酸豊胸後に乳房再生豊胸施術を2~3回受けるように指導しています。

施術を受けられない方
キシロカインアレルギーのある方、卵アレルギーのある方ではアナフラキシーショックで死亡する可能性がありますので施術を受けられません。明らかな心疾患、抗血小板剤、抗凝固剤を服用中の方、免疫抑制剤を服用中の方、腎疾患、肝疾患にかかっている方、血中アルブミンが低下している方、高度な貧血の方、膠原病、感染症に罹患している方はアクア豊胸が受けられません。他に受けられない可能性の疾病がありますので、事前に医師にご相談ください。

副作用
術中の痛みの軽減に笑気ガス吸入が行われますが、副作用として吐き気が数%の頻度で出現します。またアクティブゲルの留置のためか術後に迷走神経刺激によると思われる吐き気、嘔吐があります。吐き気、嘔吐に対してはドンペリドンやプリンペランが投与され、30分から1時間で症状は軽快します。術後に投薬が行われますが、その副作用として覚えておかなければならないものは薬疹です。薬疹がでると、かゆみや腫れが生じますから、かゆみや腫れがある場合はすぐに薬剤師か医師に相談してください。そのため処方された薬剤の履歴は整理して保存してください。

乳房再生豊胸

乳房再生豊胸溶液4および5の調整
 お客様からヘパリン添加注射器に200ml採血し、血漿を分離する。国産の線維芽細胞成長因子(トラフェルミン®)溶液および国産の脂肪乳剤(イントラリポス®)をこの血漿に加えて乳房再生豊胸溶液を調整します。

施術
 笑気ガス吸入または麻酔クリーム塗布にて、鎮静または鎮痛をはかったうえでお客様の乳房皮下組織または乳腺後脂肪組織に22ゲージ注射針で乳房再生豊胸溶液を注入します。乳房再生豊胸溶液注入中は少なくとも動脈酸素分圧をモニターします。注入後15分から30分ベッド上で安静をはかる。止血を確認後、お客様に帰宅していただきます。

料金
 乳房再生豊胸溶液4を用いた場合:税別で初診料3,000円、乳房再生豊胸溶液4注射料金340,000円、麻酔クリームまたは笑気ガス吸入20,000円、トラネキサム酸(6錠/日、処方代も含む)90日分10,000円で計373,000円、税込み402,840円。
乳房再生豊胸溶液5を用いた場合:税別で初診料3,000円、乳房再生豊胸溶液5注射料金480,000円、麻酔クリームまたは笑気ガス吸入20,000円、トラネキサム酸(6錠/日、処方代も含む)90日分10,000円で計513,000円、税込み554,040円。

リスク
施術を受けられない方
卵アレルギーのある方ではアナフラキシーショックで死亡する可能性がありますので施術を受けられません。食事制限で体重を減らしている方、過酷な労働、運動を行う方、明らかな心疾患、抗血小板剤、抗凝固剤を服用中の方、免疫抑制剤を服用中の方、腎疾患、肝疾患にかかっている方、血中アルブミンが低下している方、高度の高脂血症(中性脂肪が500mg/dl)、癌に罹患している方、高度な貧血の方、膠原病、感染症に罹患している方は乳房再生豊胸が受けられません。他に受けられない可能性の疾病がありますので、事前に医師にご相談ください。

副作用
乳房再生豊胸の副作用は、乳房の色素沈着や赤み、かゆみで10%前後の頻度でみられます。乳房の色素沈着やあかみに対してはトラネキサム酸、かゆみに対しては抗アレルギー剤の投与で対応しています。乳房再生豊胸ではトラフェルミン®を使用しますが、この薬剤に含まれるエデト酸によるアレルギーがあります。また、イントラリポスには大豆蛋白質は含まれていませんが、卵黄からの脂質が含まれ、アレルギーを起こすことが知られています。乳房再生豊胸時には薬剤アレルギー、卵アレルギーの問診を行い、乳房再生豊胸溶液注入時には血中酸素分圧を監視して行っています。今までに、乳房再生豊胸時にアレルギー反応を認めた症例はありません。乳房再生豊胸後に迷走神経反射と思われる胃の痛みや吐き気が1~数%の頻度で認められます。胃の痛みに対してはプロトンポンプインヒビター、吐き気に対してはドンペリドンが投与されます。乳房再生豊胸時の痛みの軽減に笑気ガス吸入が行われますが、副作用として吐き気が数%の頻度で出現します。
術後に投薬が行われることがありますが、その副作用として覚えておかなければならないものは薬疹です。薬疹がでると、かゆみや腫れが生じますから、かゆみや腫れがある場合はすぐに薬剤師か医師に相談してください。そのため処方された薬剤の履歴は整理して保存してください。

After:2回目乳腺再生豊胸後の外観

2回目の乳腺再生豊胸から2週間が経過している時点での乳房外観です。乳腺再生豊胸後のトップ・アンダーの差は10.8 cmでした。ブラジャーサイズはAを少し越したくらいです。胸囲は豊胸開始前からは4.3 cm大きくなりました。もう1回乳腺再生豊胸を行えば胸囲は豊胸開始前から5.0㎝を超えて大きくなることは想像に難くありません。乳輪近くの色素沈着はトラネキサム酸内服でさらに軽快してきています。


この症例ではBMIが16,7と体に脂肪がつきにくい体質であることも乳腺再生豊胸の効率が悪い条件になってしまっています。また、吸収型ヒアルロン酸が経時的に吸収されることと相まって乳腺再生豊胸による胸囲の増加を減少させていると考えられますが、このような悪条件でも1回のヒアルロン酸豊胸とそれに続く2回の乳腺再生豊胸で5cm近い豊胸効果が得られることがわかります。

 ヒアルロンサン・乳房再生豊胸のハイブリッド豊胸ではヒアルロン酸豊胸後に乳房再生豊胸をおこないますのでヒアルロン酸豊胸、乳房再生豊胸の順に方法、料金、リスク、詳細な副作用について説明します。

ヒアルロン酸豊胸
 ヒアルロン酸豊胸の手術では、笑気ガス吸入後に針挿入部に麻酔を行います。その後、針挿入部の皮膚を3㎜~4㎜の皮膚割線に沿って切開します。皮膚割線に沿って切開された皮膚を適切に縫合すると皮膚の切開創の治癒後に切開の傷跡が残らないことが知られております。皮膚割線に沿って、3mmほど切開するので術後の切開創の跡は目立たなくなります。この皮膚切開部から直径3mm、長さ25~30cmの針を挿入します。この針は5㎝~10cmの皮下脂肪組織を経由して、その針先が乳腺の基底部、乳頭の真下まで達します。この針からヒアルロン酸と局所麻酔薬を注射し、ヒアルロン酸を乳頭より下方に留置します。皮膚割線に沿って切開された皮膚を5-0のPDSⅡで一針埋没縫合しますので、術後。抜糸の必要はありません。
料金
 費用は税別で初診料3,000円、ヒアルロン酸100グラムの施術料金は340,000円です。そのほかに税別で手術基本料金30,000円、笑気ガス吸入30,000円、薬代4,500円が必要です。
リスク
 手術に伴う通常のリスクとして、出血、感染、手術部位の腫れがあります。グラム陽性球菌感染を抑制する必要がある場合では術後に通常使用する抗生物質以外に加えて、グラム陽性球菌が感受性をもつ抗生物質を投与します。またキシロカインアレルギーの既往がなくともキシロカインでアナフィラキシーショックになる可能性があります。また、局所麻酔薬を極量使用しなくても局所麻酔薬中毒が起こる可能性があります。これらのリスクに対して静脈路確保、血圧モニター、血中酸素飽和度モニター、心電計装着を術中に実施しております。 さらに、胸部インプラント留置後は胸部にインプラントを留置するためか、迷走神経反射が起こりやすくなります。心電計での徐脈、頻脈がみられます。徐脈は術中には経過観察できない場合があり、気管支喘息が合併している可能性がなければ硫酸アトロピン、気管支喘息も合併している可能性があればエピネフリンを投与します。頻脈はQT延長のために起きていることがおおく、経過観察だけで通常の脈拍に復帰する場合が多く、インデラルを使用することはほぼありませんが、そうした場合も想定してあります。
大胸筋を使う方は留置したヒアルロン酸が消失しやすいのでヒアルロン酸豊胸後に乳房再生豊胸施術を2~3回受けるように指導しています。

施術を受けられない方
キシロカインアレルギーのある方、卵アレルギーのある方ではアナフラキシーショックで死亡する可能性がありますので施術を受けられません。明らかな心疾患、抗血小板剤、抗凝固剤を服用中の方、免疫抑制剤を服用中の方、腎疾患、肝疾患にかかっている方、血中アルブミンが低下している方、高度な貧血の方、膠原病、感染症に罹患している方はアクア豊胸が受けられません。他に受けられない可能性の疾病がありますので、事前に医師にご相談ください。

副作用
術中の痛みの軽減に笑気ガス吸入が行われますが、副作用として吐き気が数%の頻度で出現します。またアクティブゲルの留置のためか術後に迷走神経刺激によると思われる吐き気、嘔吐があります。吐き気、嘔吐に対してはドンペリドンやプリンペランが投与され、30分から1時間で症状は軽快します。術後に投薬が行われますが、その副作用として覚えておかなければならないものは薬疹です。薬疹がでると、かゆみや腫れが生じますから、かゆみや腫れがある場合はすぐに薬剤師か医師に相談してください。そのため処方された薬剤の履歴は整理して保存してください。

乳房再生豊胸

乳房再生豊胸溶液4および5の調整
 お客様からヘパリン添加注射器に200ml採血し、血漿を分離する。国産の線維芽細胞成長因子(トラフェルミン®)溶液および国産の脂肪乳剤(イントラリポス®)をこの血漿に加えて乳房再生豊胸溶液を調整します。

施術
 笑気ガス吸入または麻酔クリーム塗布にて、鎮静または鎮痛をはかったうえでお客様の乳房皮下組織または乳腺後脂肪組織に22ゲージ注射針で乳房再生豊胸溶液を注入します。乳房再生豊胸溶液注入中は少なくとも動脈酸素分圧をモニターします。注入後15分から30分ベッド上で安静をはかる。止血を確認後、お客様に帰宅していただきます。

料金
 乳房再生豊胸溶液4を用いた場合:税別で初診料3,000円、乳房再生豊胸溶液4注射料金340,000円、麻酔クリームまたは笑気ガス吸入20,000円、トラネキサム酸(6錠/日、処方代も含む)90日分10,000円で計373,000円、税込み402,840円。
乳房再生豊胸溶液5を用いた場合:税別で初診料3,000円、乳房再生豊胸溶液5注射料金480,000円、麻酔クリームまたは笑気ガス吸入20,000円、トラネキサム酸(6錠/日、処方代も含む)90日分10,000円で計513,000円、税込み554,040円。

リスク
施術を受けられない方
卵アレルギーのある方ではアナフラキシーショックで死亡する可能性がありますので施術を受けられません。食事制限で体重を減らしている方、過酷な労働、運動を行う方、明らかな心疾患、抗血小板剤、抗凝固剤を服用中の方、免疫抑制剤を服用中の方、腎疾患、肝疾患にかかっている方、血中アルブミンが低下している方、高度の高脂血症(中性脂肪が500mg/dl)、癌に罹患している方、高度な貧血の方、膠原病、感染症に罹患している方は乳房再生豊胸が受けられません。他に受けられない可能性の疾病がありますので、事前に医師にご相談ください。

副作用
乳房再生豊胸の副作用は、乳房の色素沈着や赤み、かゆみで10%前後の頻度でみられます。乳房の色素沈着やあかみに対してはトラネキサム酸、かゆみに対しては抗アレルギー剤の投与で対応しています。乳房再生豊胸ではトラフェルミン®を使用しますが、この薬剤に含まれるエデト酸によるアレルギーがあります。また、イントラリポスには大豆蛋白質は含まれていませんが、卵黄からの脂質が含まれ、アレルギーを起こすことが知られています。乳房再生豊胸時には薬剤アレルギー、卵アレルギーの問診を行い、乳房再生豊胸溶液注入時には血中酸素分圧を監視して行っています。今までに、乳房再生豊胸時にアレルギー反応を認めた症例はありません。乳房再生豊胸後に迷走神経反射と思われる胃の痛みや吐き気が1~数%の頻度で認められます。胃の痛みに対してはプロトンポンプインヒビター、吐き気に対してはドンペリドンが投与されます。乳房再生豊胸時の痛みの軽減に笑気ガス吸入が行われますが、副作用として吐き気が数%の頻度で出現します。
術後に投薬が行われることがありますが、その副作用として覚えておかなければならないものは薬疹です。薬疹がでると、かゆみや腫れが生じますから、かゆみや腫れがある場合はすぐに薬剤師か医師に相談してください。そのため処方された薬剤の履歴は整理して保存してください。


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