症例写真


症例632 42歳アクア豊胸


42歳、女性アクアリフト豊胸症例

 アクアリフト(アクティブゲル)注入を受ける際の注意点では施術者がアクアリフト(アクティブゲル)注入後に必要に応じて、注入したアクアリフト(アクティブゲル)を除去する技能を有するかを確かめておくことが重要です。

 


Before:術前

術前のブラジャーサイズはB~Cで、左右150グラムずつアクアリフトを注入しました。


矢印



After:術直後

左右150グラムずつアクアリフトを注入後のブラジャーサイズはC~Eになりました。アクアリフト注入後には特に問題はありませんでした。


施術
 手術に先立って、乳房内側縁、下縁、外側縁にマーキングし、アクア豊胸の出来上がりをデザインします。手術では笑気ガス吸入後に針挿入部に麻酔を行います。その後、針挿入部の皮膚を3㎜~4㎜の皮膚割線に沿って切開します。皮膚割線に沿って切開された皮膚を適切に縫合すると皮膚の切開創の治癒後に切開の傷跡が残らないことが知られております。皮膚割線に沿って、3mmほど切開するので術後の切開創の跡は目立たなくなります。この皮膚切開部から直径3mm、長さ25~30cmの針を挿入します。この針は5㎝~10cmの皮下脂肪組織を経由して、その針先が乳腺の基底部、乳頭の真下まで達します。この針からアクティブゲルと局所麻酔薬を注射し、アクティブゲルを術前に決めたデザインに従い留置します。約40グラムのアクティブゲルは注入せずに取り置き、アクティブゲル注入を中断します。左右の乳房に注入されたアクティブゲルを軽くマッサージし、左右差を確認してから、取り置きしたアクティブゲルを使い、左右差があればをこれ解消し、左右差がなければ20グラムずつ左右の乳房に注入します。皮膚割線に沿って切開された皮膚を5-0のPDSⅡで一針埋没縫合しますので、術後。抜糸の必要はありません。

料金
 費用は税別で初診料3,000円、アクティブゲル100~400グラムの施術料金は240,000円(100グラム)、340,000円(200グラム)、510,000円(300グラム)、680,000円(400グラム)です。そのほかに税別で手術基本料金30,000円、笑気ガス吸入30,000円、薬代4,500円が必要です。
リスク
 アクティブゲル留置直後に軽くマッサージを行わないと、術後1カ月くらいから留置されたアクティブゲルを“しこり”として触るようになり、また感じるようになります。したがって、当クリニックではアクティブゲル留置直後に軽くマッサージを必ず行います。しかし、アクティブゲル留置直後に軽くマッサージを行っても1カ月後くらいから留置したアクティブゲルを固く感じる場合がまれにみられます。現在のところ私どものデータでは施術例200例に1例みられ、その頻度は0.5%です。この場合、塩分の濃い食事をとっていることがありますので食事の塩分制限を指導します。それでも解決しない場合は特殊な機器を用いてアクティブゲルを入れた切開部位からアクティブゲルを10~20グラムほど吸引します。吸引後、1週間乳房全体を弾性テープで固定し、出血を抑制します。
 手術に伴う通常のリスクとして、出血、感染、手術部位の腫れがあります。感染に関しては私どものデータの施術例200例では感染が1例もありませんでした。グラム陽性球菌感染を抑制する必要がある場合では術後に通常使用する抗生物質以外に加えて、グラム陽性球菌が感受性をもつ抗生物質を投与します。またキシロカインアレルギーの既往がなくともキシロカインでアナフィラキシーショックになる可能性があります。また、局所麻酔薬を極量使用しなくても局所麻酔薬中毒が起こる可能性があります。これらのリスクに対して静脈路確保、血圧モニター、血中酸素飽和度モニター、心電計装着を術中に実施しております。 さらに、アクティブゲル留置後は胸部にアクティブゲルを留置するためか、迷走神経反射が起こりやすくなります。心電計での徐脈、頻脈がみられます。徐脈は術中には経過観察できない場合があり、気管支喘息が合併している可能性がなければ硫酸アトロピン、気管支喘息も合併している可能性があればエピネフリンを投与します。頻脈はQT延長のために起きていることがおおく、経過観察だけで通常の脈拍に復帰する場合が多く、インデラルを使用することはほぼありませんが、そうした場合も想定してあります。
 他のリスクとしてアクアリフト(アクティブゲル)、アクアフィリングにはこれらの製造過程で混入するアクリルアミドが5ppm(輸入代行元;IMJ調べ)ほど含まれています。この量はポテトチップスに含まれる量と同じで、健康被害をもたらすものとは考えられません。アクリルアミドは発癌性の疑われる物質であるグループ2Aに分類されますが、この分類に牛豚羊馬ヤギなどの赤肉も含まれています(1)。アクリルアミドはについて詳細に書かれている農林水産省の「食品に含まれているアクリルアミド」の記載を以下に引用します(2)。アクリルアミドは、炭水化物を多く含む原材料を高温(120℃以上)で加熱調理した食品に含まれる可能性があります。例えば、ポテトチップス、フライドポテトなど、じゃがいもを揚げたスナックや料理、ビスケット、クッキーのように穀類を原材料とする焼き菓子などに、高濃度に含まれていることが報告されています。コーヒー豆、ほうじ茶葉、煎り麦のように、高温で焙煎した食品にもアクリルアミドが高濃度に含まれていることが報告されています。アクリルアミドはとても水に溶けやすいため、これらから抽出したコーヒー、ほうじ茶、麦茶などの飲料にもアクリルアミドが含まれていることが確認されています。アクリルアミドが含まれている食品は、市販の加工食品だけではありません。アクリルアミドができる仕組みには食品の加熱が関係していることから、家庭で食品を調理する場合にもアクリルアミドが生成する条件がそろえば、アクリルアミドができてしまう可能性があります。例えば、野菜の素揚げや炒めもの、手作りの焼き菓子、トーストしたパンなどにもアクリルアミドが含まれていることが確認されています。加熱していない生の食材にはアクリルアミドは含まれていません。また、加熱調理した食品でも茹でたり、蒸したりした食品にはアクリルアミドが含まれていないか、含まれていても極微量であることが報告されています。食品ではありませんが、私たちが接する身近なものとしてはタバコの煙にもアクリルアミドが含まれています。アクティブゲルには5ppmのアクリルアミドが含まれると述べましたが、この量は5㎎/㎏と同じ濃度です。農林水産省の「アクリルアミドを含む食品」に食品とアクリルアミドの濃度が出ていますので一度ご覧ください。ポテトチップスにもアクティブゲルに近似した濃度のアクリルアミドが含まれています。これらも食品は毎日摂取してゆくものです。一方、アクティブゲルは1回~2回の注入で400グラムが使用されるだけです。したがってアクリルアミドと発癌との関係を心配される方は、毎日摂取する食品に注意していただくことも大事です。ちなみに、厚生労働省の加工食品中アクリルアミドに関するQ&Aでは2015年の統計でEUの人々は日本の人々の約10倍のアクリルアミドを摂取しています。
 科学的根拠に基づく食情報を提供する消費者団体が<strong>「</strong>アクリルアミドの発がん性問題 「ポテチに多い」で慌てる必要はない」で指摘している通り(4)、アクリルアミドの大量摂取が問題と考えられます。生涯にわたって摂取するアクリルアミドの量からみて、アクア豊胸で投与されるアクリルアミドはかなり少量ですから、アクア豊胸が健康に大きな被害を出す可能性は少ないと考えています。

施術を受けられない方
 キシロカインアレルギーのある方、卵アレルギーのある方ではアナフラキシーショックで死亡する可能性がありますので施術を受けられません。明らかな心疾患、抗血小板剤、抗凝固剤を服用中の方、免疫抑制剤を服用中の方、腎疾患、肝疾患にかかっている方、血中アルブミンが低下している方、高度な貧血の方、膠原病、感染症に罹患している方はアクア豊胸が受けられません。他に受けられない可能性の疾病がありますので、事前に医師にご相談ください。過酷な労働、運動を行う方では留置したアクティブゲルが1年以内に消失する可能性があります。この場合は乳房再生豊胸をアクア豊胸後に行うと留置したアクティブゲルの減少をくい止めることができますので医師にご相談ください。

副作用
術中の痛みの軽減に笑気ガス吸入が行われますが、副作用として吐き気が数%の頻度で出現します。またアクティブゲルの留置のためか術後に迷走神経刺激によると思われる吐き気、嘔吐があります。吐き気、嘔吐に対してはドンペリドンやプリンペランが投与され、30分から1時間で症状は軽快します。術後に投薬が行われますが、その副作用として覚えておかなければならないものは薬疹です。薬疹がでると、かゆみや腫れが生じますから、かゆみや腫れがある場合はすぐに薬剤師か医師に相談してください。そのため処方された薬剤の履歴は整理して保存してください。

文献
1.IARC発がん性リスク一覧
https://ja.wikipedia.org/wiki/IARC%E7%99%BA%E3%81%8C%E3%82%93%E6%80%A7%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF%E4%B8%80%E8%A6%A7"">https://ja.wikipedia.org/wiki/IARC%E7%99%BA%E3%81%8C%E3%82%93%E6%80%A7%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF%E4%B8%80%E8%A6%A7
2.「食品に含まれているアクリルアミド」
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_kiso/syokuhin.html"">http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_kiso/syokuhin.html
3.農林水産省:「アクリルアミドを含む食品」
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_syosai/nousui/ganyu.html"">http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_syosai/nousui/ganyu.html
4.厚生労働省の加工食品中アクリルアミドに関するQ&A
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/kagaku/topics/tp021101-1.html
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/kagaku/topics/tp021101-1.html
5.「アクリルアミドの発がん性問題 「ポテチに多い」で慌てる必要はない」
http://www.foocom.net/column/editor/11634/

症例631 36歳アクア豊胸


36歳、女性、アクア豊胸症例左右

 アクアリフト(アクティブゲル)注入を受ける際の注意点ではアクアリフト(アクティブゲル)はなるだけ乳頭よりも下に重心ができるように注入することが大事です。安易に乳房の上部に注入されると胸板の厚い男性のような胸になります。

 

 


Before:術前

従前のブラジャーサイズはA~Bでした。150グラムずつアクアリフトを注入しました。


矢印



After:術直後

150グラムずつアクアリフトを注入後のブラジャーサイズはC~Dになりました。


矢印


After:術後1週間

ブラジャーサイズはC~Dで、術後1週間でもブラジャーサイズはかわりませんでした。アクアリフト注入後には特に問題はありませんでした。


施術
 手術に先立って、乳房内側縁、下縁、外側縁にマーキングし、アクア豊胸の出来上がりをデザインします。手術では笑気ガス吸入後に針挿入部に麻酔を行います。その後、針挿入部の皮膚を3㎜~4㎜の皮膚割線に沿って切開します。皮膚割線に沿って切開された皮膚を適切に縫合すると皮膚の切開創の治癒後に切開の傷跡が残らないことが知られております。皮膚割線に沿って、3mmほど切開するので術後の切開創の跡は目立たなくなります。この皮膚切開部から直径3mm、長さ25~30cmの針を挿入します。この針は5㎝~10cmの皮下脂肪組織を経由して、その針先が乳腺の基底部、乳頭の真下まで達します。この針からアクティブゲルと局所麻酔薬を注射し、アクティブゲルを術前に決めたデザインに従い留置します。約40グラムのアクティブゲルは注入せずに取り置き、アクティブゲル注入を中断します。左右の乳房に注入されたアクティブゲルを軽くマッサージし、左右差を確認してから、取り置きしたアクティブゲルを使い、左右差があればをこれ解消し、左右差がなければ20グラムずつ左右の乳房に注入します。皮膚割線に沿って切開された皮膚を5-0のPDSⅡで一針埋没縫合しますので、術後。抜糸の必要はありません。

料金
 費用は税別で初診料3,000円、アクティブゲル100~400グラムの施術料金は240,000円(100グラム)、340,000円(200グラム)、510,000円(300グラム)、680,000円(400グラム)です。そのほかに税別で手術基本料金30,000円、笑気ガス吸入30,000円、薬代4,500円が必要です。
リスク
 アクティブゲル留置直後に軽くマッサージを行わないと、術後1カ月くらいから留置されたアクティブゲルを“しこり”として触るようになり、また感じるようになります。したがって、当クリニックではアクティブゲル留置直後に軽くマッサージを必ず行います。しかし、アクティブゲル留置直後に軽くマッサージを行っても1カ月後くらいから留置したアクティブゲルを固く感じる場合がまれにみられます。現在のところ私どものデータでは施術例200例に1例みられ、その頻度は0.5%です。この場合、塩分の濃い食事をとっていることがありますので食事の塩分制限を指導します。それでも解決しない場合は特殊な機器を用いてアクティブゲルを入れた切開部位からアクティブゲルを10~20グラムほど吸引します。吸引後、1週間乳房全体を弾性テープで固定し、出血を抑制します。
 手術に伴う通常のリスクとして、出血、感染、手術部位の腫れがあります。感染に関しては私どものデータの施術例200例では感染が1例もありませんでした。グラム陽性球菌感染を抑制する必要がある場合では術後に通常使用する抗生物質以外に加えて、グラム陽性球菌が感受性をもつ抗生物質を投与します。またキシロカインアレルギーの既往がなくともキシロカインでアナフィラキシーショックになる可能性があります。また、局所麻酔薬を極量使用しなくても局所麻酔薬中毒が起こる可能性があります。これらのリスクに対して静脈路確保、血圧モニター、血中酸素飽和度モニター、心電計装着を術中に実施しております。 さらに、アクティブゲル留置後は胸部にアクティブゲルを留置するためか、迷走神経反射が起こりやすくなります。心電計での徐脈、頻脈がみられます。徐脈は術中には経過観察できない場合があり、気管支喘息が合併している可能性がなければ硫酸アトロピン、気管支喘息も合併している可能性があればエピネフリンを投与します。頻脈はQT延長のために起きていることがおおく、経過観察だけで通常の脈拍に復帰する場合が多く、インデラルを使用することはほぼありませんが、そうした場合も想定してあります。
 他のリスクとしてアクアリフト(アクティブゲル)、アクアフィリングにはこれらの製造過程で混入するアクリルアミドが5ppm(輸入代行元;IMJ調べ)ほど含まれています。この量はポテトチップスに含まれる量と同じで、健康被害をもたらすものとは考えられません。アクリルアミドは発癌性の疑われる物質であるグループ2Aに分類されますが、この分類に牛豚羊馬ヤギなどの赤肉も含まれています(1)。アクリルアミドはについて詳細に書かれている農林水産省の「食品に含まれているアクリルアミド」の記載を以下に引用します(2)。アクリルアミドは、炭水化物を多く含む原材料を高温(120℃以上)で加熱調理した食品に含まれる可能性があります。例えば、ポテトチップス、フライドポテトなど、じゃがいもを揚げたスナックや料理、ビスケット、クッキーのように穀類を原材料とする焼き菓子などに、高濃度に含まれていることが報告されています。コーヒー豆、ほうじ茶葉、煎り麦のように、高温で焙煎した食品にもアクリルアミドが高濃度に含まれていることが報告されています。アクリルアミドはとても水に溶けやすいため、これらから抽出したコーヒー、ほうじ茶、麦茶などの飲料にもアクリルアミドが含まれていることが確認されています。アクリルアミドが含まれている食品は、市販の加工食品だけではありません。アクリルアミドができる仕組みには食品の加熱が関係していることから、家庭で食品を調理する場合にもアクリルアミドが生成する条件がそろえば、アクリルアミドができてしまう可能性があります。例えば、野菜の素揚げや炒めもの、手作りの焼き菓子、トーストしたパンなどにもアクリルアミドが含まれていることが確認されています。加熱していない生の食材にはアクリルアミドは含まれていません。また、加熱調理した食品でも茹でたり、蒸したりした食品にはアクリルアミドが含まれていないか、含まれていても極微量であることが報告されています。食品ではありませんが、私たちが接する身近なものとしてはタバコの煙にもアクリルアミドが含まれています。アクティブゲルには5ppmのアクリルアミドが含まれると述べましたが、この量は5㎎/㎏と同じ濃度です。農林水産省の「アクリルアミドを含む食品」に食品とアクリルアミドの濃度が出ていますので一度ご覧ください。ポテトチップスにもアクティブゲルに近似した濃度のアクリルアミドが含まれています。これらも食品は毎日摂取してゆくものです。一方、アクティブゲルは1回~2回の注入で400グラムが使用されるだけです。したがってアクリルアミドと発癌との関係を心配される方は、毎日摂取する食品に注意していただくことも大事です。ちなみに、厚生労働省の加工食品中アクリルアミドに関するQ&Aでは2015年の統計でEUの人々は日本の人々の約10倍のアクリルアミドを摂取しています。
 科学的根拠に基づく食情報を提供する消費者団体が<strong>「</strong>アクリルアミドの発がん性問題 「ポテチに多い」で慌てる必要はない」で指摘している通り(4)、アクリルアミドの大量摂取が問題と考えられます。生涯にわたって摂取するアクリルアミドの量からみて、アクア豊胸で投与されるアクリルアミドはかなり少量ですから、アクア豊胸が健康に大きな被害を出す可能性は少ないと考えています。

施術を受けられない方
 キシロカインアレルギーのある方、卵アレルギーのある方ではアナフラキシーショックで死亡する可能性がありますので施術を受けられません。明らかな心疾患、抗血小板剤、抗凝固剤を服用中の方、免疫抑制剤を服用中の方、腎疾患、肝疾患にかかっている方、血中アルブミンが低下している方、高度な貧血の方、膠原病、感染症に罹患している方はアクア豊胸が受けられません。他に受けられない可能性の疾病がありますので、事前に医師にご相談ください。過酷な労働、運動を行う方では留置したアクティブゲルが1年以内に消失する可能性があります。この場合は乳房再生豊胸をアクア豊胸後に行うと留置したアクティブゲルの減少をくい止めることができますので医師にご相談ください。

副作用
術中の痛みの軽減に笑気ガス吸入が行われますが、副作用として吐き気が数%の頻度で出現します。またアクティブゲルの留置のためか術後に迷走神経刺激によると思われる吐き気、嘔吐があります。吐き気、嘔吐に対してはドンペリドンやプリンペランが投与され、30分から1時間で症状は軽快します。術後に投薬が行われますが、その副作用として覚えておかなければならないものは薬疹です。薬疹がでると、かゆみや腫れが生じますから、かゆみや腫れがある場合はすぐに薬剤師か医師に相談してください。そのため処方された薬剤の履歴は整理して保存してください。

文献
1.IARC発がん性リスク一覧
https://ja.wikipedia.org/wiki/IARC%E7%99%BA%E3%81%8C%E3%82%93%E6%80%A7%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF%E4%B8%80%E8%A6%A7"">https://ja.wikipedia.org/wiki/IARC%E7%99%BA%E3%81%8C%E3%82%93%E6%80%A7%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF%E4%B8%80%E8%A6%A7
2.「食品に含まれているアクリルアミド」
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_kiso/syokuhin.html"">http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_kiso/syokuhin.html
3.農林水産省:「アクリルアミドを含む食品」
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_syosai/nousui/ganyu.html"">http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_syosai/nousui/ganyu.html
4.厚生労働省の加工食品中アクリルアミドに関するQ&A
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/kagaku/topics/tp021101-1.html
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/kagaku/topics/tp021101-1.html
5.「アクリルアミドの発がん性問題 「ポテチに多い」で慌てる必要はない」
http://www.foocom.net/column/editor/11634/

症例626 43歳アクア豊胸


 43歳、女性、アクアリフト豊胸症例

 アクティブゲル(アクアリフト)、アクアフィリングには“発癌性が疑われる”アクリルアミドが5ppmという微量が混入していますが、この量はポテトチップスに含まれるアクリルアミドとほぼ同じです。アクリルアミドは糖が加熱された場合に生成され食品の約半分ほどの種類のものに入っていますので、食物からの摂取が重要になります。したがって、アクティブゲル(アクアリフト)、アクアフィリングの施術だけで発癌するとは考えられません。発癌を気にされる方はポテトチップス、フライドポテト、おこげなど大量に摂取されたり、毎日摂取したりしないように心がけてください。アクリルアミドは“発癌性が疑われる”と述べましたが、癌を発生させる“発癌物質”ではありません。その他の“発癌性が疑われる”食品として“赤肉”があります。アクティブゲル(アクアリフト)、アクアフィリングの施術を受けた方はこれをお読みになり、乳癌の発癌が心配な方は、まず、食生活やピルの服用、喫煙、飲酒などから見直しましょう。アクティブゲル(アクアリフト)、アクアフィリングの施術を受けたから“発癌する”ことにはなりませんということも強調しておきたいと思います。

 


Before:術前

術前のブラジャーサイズはC前後で、左右100グラムずつアクアリフトを注入強いました。


矢印



After:術直後

左右100グラムずつアクアリフトを注入後のブラジャーサイズはD~Eでした。アクアリフト注入後には特に問題はありませんでした。


施術
 手術に先立って、乳房内側縁、下縁、外側縁にマーキングし、アクア豊胸の出来上がりをデザインします。手術では笑気ガス吸入後に針挿入部に麻酔を行います。その後、針挿入部の皮膚を3㎜~4㎜の皮膚割線に沿って切開します。皮膚割線に沿って切開された皮膚を適切に縫合すると皮膚の切開創の治癒後に切開の傷跡が残らないことが知られております。皮膚割線に沿って、3mmほど切開するので術後の切開創の跡は目立たなくなります。この皮膚切開部から直径3mm、長さ25~30cmの針を挿入します。この針は5㎝~10cmの皮下脂肪組織を経由して、その針先が乳腺の基底部、乳頭の真下まで達します。この針からアクティブゲルと局所麻酔薬を注射し、アクティブゲルを術前に決めたデザインに従い留置します。約40グラムのアクティブゲルは注入せずに取り置き、アクティブゲル注入を中断します。左右の乳房に注入されたアクティブゲルを軽くマッサージし、左右差を確認してから、取り置きしたアクティブゲルを使い、左右差があればをこれ解消し、左右差がなければ20グラムずつ左右の乳房に注入します。皮膚割線に沿って切開された皮膚を5-0のPDSⅡで一針埋没縫合しますので、術後。抜糸の必要はありません。

料金
 費用は税別で初診料3,000円、アクティブゲル100~400グラムの施術料金は240,000円(100グラム)、340,000円(200グラム)、510,000円(300グラム)、680,000円(400グラム)です。そのほかに税別で手術基本料金30,000円、笑気ガス吸入30,000円、薬代4,500円が必要です。
リスク
 アクティブゲル留置直後に軽くマッサージを行わないと、術後1カ月くらいから留置されたアクティブゲルを“しこり”として触るようになり、また感じるようになります。したがって、当クリニックではアクティブゲル留置直後に軽くマッサージを必ず行います。しかし、アクティブゲル留置直後に軽くマッサージを行っても1カ月後くらいから留置したアクティブゲルを固く感じる場合がまれにみられます。現在のところ私どものデータでは施術例200例に1例みられ、その頻度は0.5%です。この場合、塩分の濃い食事をとっていることがありますので食事の塩分制限を指導します。それでも解決しない場合は特殊な機器を用いてアクティブゲルを入れた切開部位からアクティブゲルを10~20グラムほど吸引します。吸引後、1週間乳房全体を弾性テープで固定し、出血を抑制します。
 手術に伴う通常のリスクとして、出血、感染、手術部位の腫れがあります。感染に関しては私どものデータの施術例200例では感染が1例もありませんでした。グラム陽性球菌感染を抑制する必要がある場合では術後に通常使用する抗生物質以外に加えて、グラム陽性球菌が感受性をもつ抗生物質を投与します。またキシロカインアレルギーの既往がなくともキシロカインでアナフィラキシーショックになる可能性があります。また、局所麻酔薬を極量使用しなくても局所麻酔薬中毒が起こる可能性があります。これらのリスクに対して静脈路確保、血圧モニター、血中酸素飽和度モニター、心電計装着を術中に実施しております。 さらに、アクティブゲル留置後は胸部にアクティブゲルを留置するためか、迷走神経反射が起こりやすくなります。心電計での徐脈、頻脈がみられます。徐脈は術中には経過観察できない場合があり、気管支喘息が合併している可能性がなければ硫酸アトロピン、気管支喘息も合併している可能性があればエピネフリンを投与します。頻脈はQT延長のために起きていることがおおく、経過観察だけで通常の脈拍に復帰する場合が多く、インデラルを使用することはほぼありませんが、そうした場合も想定してあります。
 他のリスクとしてアクアリフト(アクティブゲル)、アクアフィリングにはこれらの製造過程で混入するアクリルアミドが5ppm(輸入代行元;IMJ調べ)ほど含まれています。この量はポテトチップスに含まれる量と同じで、健康被害をもたらすものとは考えられません。アクリルアミドは発癌性の疑われる物質であるグループ2Aに分類されますが、この分類に牛豚羊馬ヤギなどの赤肉も含まれています(1)。アクリルアミドはについて詳細に書かれている農林水産省の「食品に含まれているアクリルアミド」の記載を以下に引用します(2)。アクリルアミドは、炭水化物を多く含む原材料を高温(120℃以上)で加熱調理した食品に含まれる可能性があります。例えば、ポテトチップス、フライドポテトなど、じゃがいもを揚げたスナックや料理、ビスケット、クッキーのように穀類を原材料とする焼き菓子などに、高濃度に含まれていることが報告されています。コーヒー豆、ほうじ茶葉、煎り麦のように、高温で焙煎した食品にもアクリルアミドが高濃度に含まれていることが報告されています。アクリルアミドはとても水に溶けやすいため、これらから抽出したコーヒー、ほうじ茶、麦茶などの飲料にもアクリルアミドが含まれていることが確認されています。アクリルアミドが含まれている食品は、市販の加工食品だけではありません。アクリルアミドができる仕組みには食品の加熱が関係していることから、家庭で食品を調理する場合にもアクリルアミドが生成する条件がそろえば、アクリルアミドができてしまう可能性があります。例えば、野菜の素揚げや炒めもの、手作りの焼き菓子、トーストしたパンなどにもアクリルアミドが含まれていることが確認されています。加熱していない生の食材にはアクリルアミドは含まれていません。また、加熱調理した食品でも茹でたり、蒸したりした食品にはアクリルアミドが含まれていないか、含まれていても極微量であることが報告されています。食品ではありませんが、私たちが接する身近なものとしてはタバコの煙にもアクリルアミドが含まれています。アクティブゲルには5ppmのアクリルアミドが含まれると述べましたが、この量は5㎎/㎏と同じ濃度です。農林水産省の「アクリルアミドを含む食品」に食品とアクリルアミドの濃度が出ていますので一度ご覧ください。ポテトチップスにもアクティブゲルに近似した濃度のアクリルアミドが含まれています。これらも食品は毎日摂取してゆくものです。一方、アクティブゲルは1回~2回の注入で400グラムが使用されるだけです。したがってアクリルアミドと発癌との関係を心配される方は、毎日摂取する食品に注意していただくことも大事です。ちなみに、厚生労働省の加工食品中アクリルアミドに関するQ&Aでは2015年の統計でEUの人々は日本の人々の約10倍のアクリルアミドを摂取しています。
 科学的根拠に基づく食情報を提供する消費者団体が<strong>「</strong>アクリルアミドの発がん性問題 「ポテチに多い」で慌てる必要はない」で指摘している通り(4)、アクリルアミドの大量摂取が問題と考えられます。生涯にわたって摂取するアクリルアミドの量からみて、アクア豊胸で投与されるアクリルアミドはかなり少量ですから、アクア豊胸が健康に大きな被害を出す可能性は少ないと考えています。

施術を受けられない方
 キシロカインアレルギーのある方、卵アレルギーのある方ではアナフラキシーショックで死亡する可能性がありますので施術を受けられません。明らかな心疾患、抗血小板剤、抗凝固剤を服用中の方、免疫抑制剤を服用中の方、腎疾患、肝疾患にかかっている方、血中アルブミンが低下している方、高度な貧血の方、膠原病、感染症に罹患している方はアクア豊胸が受けられません。他に受けられない可能性の疾病がありますので、事前に医師にご相談ください。過酷な労働、運動を行う方では留置したアクティブゲルが1年以内に消失する可能性があります。この場合は乳房再生豊胸をアクア豊胸後に行うと留置したアクティブゲルの減少をくい止めることができますので医師にご相談ください。

副作用
術中の痛みの軽減に笑気ガス吸入が行われますが、副作用として吐き気が数%の頻度で出現します。またアクティブゲルの留置のためか術後に迷走神経刺激によると思われる吐き気、嘔吐があります。吐き気、嘔吐に対してはドンペリドンやプリンペランが投与され、30分から1時間で症状は軽快します。術後に投薬が行われますが、その副作用として覚えておかなければならないものは薬疹です。薬疹がでると、かゆみや腫れが生じますから、かゆみや腫れがある場合はすぐに薬剤師か医師に相談してください。そのため処方された薬剤の履歴は整理して保存してください。

文献
1.IARC発がん性リスク一覧
https://ja.wikipedia.org/wiki/IARC%E7%99%BA%E3%81%8C%E3%82%93%E6%80%A7%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF%E4%B8%80%E8%A6%A7"">https://ja.wikipedia.org/wiki/IARC%E7%99%BA%E3%81%8C%E3%82%93%E6%80%A7%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF%E4%B8%80%E8%A6%A7
2.「食品に含まれているアクリルアミド」
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_kiso/syokuhin.html"">http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_kiso/syokuhin.html
3.農林水産省:「アクリルアミドを含む食品」
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_syosai/nousui/ganyu.html"">http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_syosai/nousui/ganyu.html
4.厚生労働省の加工食品中アクリルアミドに関するQ&A
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/kagaku/topics/tp021101-1.html
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/kagaku/topics/tp021101-1.html
5.「アクリルアミドの発がん性問題 「ポテチに多い」で慌てる必要はない」
http://www.foocom.net/column/editor/11634/

症例625 40歳、アクア豊胸


40歳、女性、アクアリフト豊胸症例

 アクアリフト(アクティブゲル)注入を受ける際の注意点ではアクアリフト(アクティブゲル)の注入量はなるだけ片側の乳房あたり200グラム以下にすることが大事です。安易に200グラム以上のアクティブゲル(アクアリフト)、アクアフィリングを片側の乳房に注入すると、乳腺後脂肪組織のクーパー靭帯の大多数が破壊され、乳房下垂の原因になることに留意してください。

 


Before:術前

術前のブラジャーサイズはD~Eでした。左右200グラムずつアクアリフトを注入しました。


矢印



After:術直後

左右200グラムずつアクアリフトを注入後のブラジャーサイズはGとなりました。


矢印


After:術後1週間

1週間後、乳房の腫れが引きましたが、ブラジャーサイズはG前後でした。アクアリフト注入後には特に問題はありませんでした。


施術
 手術に先立って、乳房内側縁、下縁、外側縁にマーキングし、アクア豊胸の出来上がりをデザインします。手術では笑気ガス吸入後に針挿入部に麻酔を行います。その後、針挿入部の皮膚を3㎜~4㎜の皮膚割線に沿って切開します。皮膚割線に沿って切開された皮膚を適切に縫合すると皮膚の切開創の治癒後に切開の傷跡が残らないことが知られております。皮膚割線に沿って、3mmほど切開するので術後の切開創の跡は目立たなくなります。この皮膚切開部から直径3mm、長さ25~30cmの針を挿入します。この針は5㎝~10cmの皮下脂肪組織を経由して、その針先が乳腺の基底部、乳頭の真下まで達します。この針からアクティブゲルと局所麻酔薬を注射し、アクティブゲルを術前に決めたデザインに従い留置します。約40グラムのアクティブゲルは注入せずに取り置き、アクティブゲル注入を中断します。左右の乳房に注入されたアクティブゲルを軽くマッサージし、左右差を確認してから、取り置きしたアクティブゲルを使い、左右差があればをこれ解消し、左右差がなければ20グラムずつ左右の乳房に注入します。皮膚割線に沿って切開された皮膚を5-0のPDSⅡで一針埋没縫合しますので、術後。抜糸の必要はありません。

料金
 費用は税別で初診料3,000円、アクティブゲル100~400グラムの施術料金は240,000円(100グラム)、340,000円(200グラム)、510,000円(300グラム)、680,000円(400グラム)です。そのほかに税別で手術基本料金30,000円、笑気ガス吸入30,000円、薬代4,500円が必要です。
リスク
 アクティブゲル留置直後に軽くマッサージを行わないと、術後1カ月くらいから留置されたアクティブゲルを“しこり”として触るようになり、また感じるようになります。したがって、当クリニックではアクティブゲル留置直後に軽くマッサージを必ず行います。しかし、アクティブゲル留置直後に軽くマッサージを行っても1カ月後くらいから留置したアクティブゲルを固く感じる場合がまれにみられます。現在のところ私どものデータでは施術例200例に1例みられ、その頻度は0.5%です。この場合、塩分の濃い食事をとっていることがありますので食事の塩分制限を指導します。それでも解決しない場合は特殊な機器を用いてアクティブゲルを入れた切開部位からアクティブゲルを10~20グラムほど吸引します。吸引後、1週間乳房全体を弾性テープで固定し、出血を抑制します。
 手術に伴う通常のリスクとして、出血、感染、手術部位の腫れがあります。感染に関しては私どものデータの施術例200例では感染が1例もありませんでした。グラム陽性球菌感染を抑制する必要がある場合では術後に通常使用する抗生物質以外に加えて、グラム陽性球菌が感受性をもつ抗生物質を投与します。またキシロカインアレルギーの既往がなくともキシロカインでアナフィラキシーショックになる可能性があります。また、局所麻酔薬を極量使用しなくても局所麻酔薬中毒が起こる可能性があります。これらのリスクに対して静脈路確保、血圧モニター、血中酸素飽和度モニター、心電計装着を術中に実施しております。 さらに、アクティブゲル留置後は胸部にアクティブゲルを留置するためか、迷走神経反射が起こりやすくなります。心電計での徐脈、頻脈がみられます。徐脈は術中には経過観察できない場合があり、気管支喘息が合併している可能性がなければ硫酸アトロピン、気管支喘息も合併している可能性があればエピネフリンを投与します。頻脈はQT延長のために起きていることがおおく、経過観察だけで通常の脈拍に復帰する場合が多く、インデラルを使用することはほぼありませんが、そうした場合も想定してあります。
 他のリスクとしてアクアリフト(アクティブゲル)、アクアフィリングにはこれらの製造過程で混入するアクリルアミドが5ppm(輸入代行元;IMJ調べ)ほど含まれています。この量はポテトチップスに含まれる量と同じで、健康被害をもたらすものとは考えられません。アクリルアミドは発癌性の疑われる物質であるグループ2Aに分類されますが、この分類に牛豚羊馬ヤギなどの赤肉も含まれています(1)。アクリルアミドはについて詳細に書かれている農林水産省の「食品に含まれているアクリルアミド」の記載を以下に引用します(2)。アクリルアミドは、炭水化物を多く含む原材料を高温(120℃以上)で加熱調理した食品に含まれる可能性があります。例えば、ポテトチップス、フライドポテトなど、じゃがいもを揚げたスナックや料理、ビスケット、クッキーのように穀類を原材料とする焼き菓子などに、高濃度に含まれていることが報告されています。コーヒー豆、ほうじ茶葉、煎り麦のように、高温で焙煎した食品にもアクリルアミドが高濃度に含まれていることが報告されています。アクリルアミドはとても水に溶けやすいため、これらから抽出したコーヒー、ほうじ茶、麦茶などの飲料にもアクリルアミドが含まれていることが確認されています。アクリルアミドが含まれている食品は、市販の加工食品だけではありません。アクリルアミドができる仕組みには食品の加熱が関係していることから、家庭で食品を調理する場合にもアクリルアミドが生成する条件がそろえば、アクリルアミドができてしまう可能性があります。例えば、野菜の素揚げや炒めもの、手作りの焼き菓子、トーストしたパンなどにもアクリルアミドが含まれていることが確認されています。加熱していない生の食材にはアクリルアミドは含まれていません。また、加熱調理した食品でも茹でたり、蒸したりした食品にはアクリルアミドが含まれていないか、含まれていても極微量であることが報告されています。食品ではありませんが、私たちが接する身近なものとしてはタバコの煙にもアクリルアミドが含まれています。アクティブゲルには5ppmのアクリルアミドが含まれると述べましたが、この量は5㎎/㎏と同じ濃度です。農林水産省の「アクリルアミドを含む食品」に食品とアクリルアミドの濃度が出ていますので一度ご覧ください。ポテトチップスにもアクティブゲルに近似した濃度のアクリルアミドが含まれています。これらも食品は毎日摂取してゆくものです。一方、アクティブゲルは1回~2回の注入で400グラムが使用されるだけです。したがってアクリルアミドと発癌との関係を心配される方は、毎日摂取する食品に注意していただくことも大事です。ちなみに、厚生労働省の加工食品中アクリルアミドに関するQ&Aでは2015年の統計でEUの人々は日本の人々の約10倍のアクリルアミドを摂取しています。
 科学的根拠に基づく食情報を提供する消費者団体が<strong>「</strong>アクリルアミドの発がん性問題 「ポテチに多い」で慌てる必要はない」で指摘している通り(4)、アクリルアミドの大量摂取が問題と考えられます。生涯にわたって摂取するアクリルアミドの量からみて、アクア豊胸で投与されるアクリルアミドはかなり少量ですから、アクア豊胸が健康に大きな被害を出す可能性は少ないと考えています。

施術を受けられない方
 キシロカインアレルギーのある方、卵アレルギーのある方ではアナフラキシーショックで死亡する可能性がありますので施術を受けられません。明らかな心疾患、抗血小板剤、抗凝固剤を服用中の方、免疫抑制剤を服用中の方、腎疾患、肝疾患にかかっている方、血中アルブミンが低下している方、高度な貧血の方、膠原病、感染症に罹患している方はアクア豊胸が受けられません。他に受けられない可能性の疾病がありますので、事前に医師にご相談ください。過酷な労働、運動を行う方では留置したアクティブゲルが1年以内に消失する可能性があります。この場合は乳房再生豊胸をアクア豊胸後に行うと留置したアクティブゲルの減少をくい止めることができますので医師にご相談ください。

副作用
術中の痛みの軽減に笑気ガス吸入が行われますが、副作用として吐き気が数%の頻度で出現します。またアクティブゲルの留置のためか術後に迷走神経刺激によると思われる吐き気、嘔吐があります。吐き気、嘔吐に対してはドンペリドンやプリンペランが投与され、30分から1時間で症状は軽快します。術後に投薬が行われますが、その副作用として覚えておかなければならないものは薬疹です。薬疹がでると、かゆみや腫れが生じますから、かゆみや腫れがある場合はすぐに薬剤師か医師に相談してください。そのため処方された薬剤の履歴は整理して保存してください。

文献
1.IARC発がん性リスク一覧
https://ja.wikipedia.org/wiki/IARC%E7%99%BA%E3%81%8C%E3%82%93%E6%80%A7%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF%E4%B8%80%E8%A6%A7"">https://ja.wikipedia.org/wiki/IARC%E7%99%BA%E3%81%8C%E3%82%93%E6%80%A7%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF%E4%B8%80%E8%A6%A7
2.「食品に含まれているアクリルアミド」
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_kiso/syokuhin.html"">http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_kiso/syokuhin.html
3.農林水産省:「アクリルアミドを含む食品」
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_syosai/nousui/ganyu.html"">http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_syosai/nousui/ganyu.html
4.厚生労働省の加工食品中アクリルアミドに関するQ&A
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/kagaku/topics/tp021101-1.html
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/kagaku/topics/tp021101-1.html
5.「アクリルアミドの発がん性問題 「ポテチに多い」で慌てる必要はない」
http://www.foocom.net/column/editor/11634/

症例624 20歳、アクア豊胸


 20歳、女性、アクア豊胸症例

 アクティブゲル(アクアリフト)、アクアフィリングの注入を受けた後、大胸筋を使う運動、水泳、料理、舞踊を行うと注入したアクティブゲル(アクアリフト)、アクアフィリングの減少速度が高まり、想定よりも早く消失してしまいます。これは乳腺後脂肪組織に注入されたアクティブゲル(アクアリフト)、アクアフィリングが大胸筋と乳腺組織に挟まれて、大胸筋の収縮により揉まれてしまい、早期に断片化を来すようになると考えられます。したがって、大胸筋を使う運動、水泳、料理、舞踊が避けられない方はアクティブゲル(アクアリフト)、アクアフィリングによる豊胸の施術に乳房再生豊胸をうけることでアクア豊胸を保護することが可能です。

 


Before:術前

術前のブラジャーサイズはAA~AAで、左右150グラムずつアクアリフトを注入しました。


矢印



After:術直後

左右150グラムずつアクアリフトを注入後のブラジャーサイズA前後になりました。アクアリフト注入後には特に問題はありませんでしたが、しこりの形成を避けたためで、乳房下縁の皮膚の進展が今一つでした。


施術
 手術に先立って、乳房内側縁、下縁、外側縁にマーキングし、アクア豊胸の出来上がりをデザインします。手術では笑気ガス吸入後に針挿入部に麻酔を行います。その後、針挿入部の皮膚を3㎜~4㎜の皮膚割線に沿って切開します。皮膚割線に沿って切開された皮膚を適切に縫合すると皮膚の切開創の治癒後に切開の傷跡が残らないことが知られております。皮膚割線に沿って、3mmほど切開するので術後の切開創の跡は目立たなくなります。この皮膚切開部から直径3mm、長さ25~30cmの針を挿入します。この針は5㎝~10cmの皮下脂肪組織を経由して、その針先が乳腺の基底部、乳頭の真下まで達します。この針からアクティブゲルと局所麻酔薬を注射し、アクティブゲルを術前に決めたデザインに従い留置します。約40グラムのアクティブゲルは注入せずに取り置き、アクティブゲル注入を中断します。左右の乳房に注入されたアクティブゲルを軽くマッサージし、左右差を確認してから、取り置きしたアクティブゲルを使い、左右差があればをこれ解消し、左右差がなければ20グラムずつ左右の乳房に注入します。皮膚割線に沿って切開された皮膚を5-0のPDSⅡで一針埋没縫合しますので、術後。抜糸の必要はありません。

料金
 費用は税別で初診料3,000円、アクティブゲル100~400グラムの施術料金は240,000円(100グラム)、340,000円(200グラム)、510,000円(300グラム)、680,000円(400グラム)です。そのほかに税別で手術基本料金30,000円、笑気ガス吸入30,000円、薬代4,500円が必要です。
リスク
 アクティブゲル留置直後に軽くマッサージを行わないと、術後1カ月くらいから留置されたアクティブゲルを“しこり”として触るようになり、また感じるようになります。したがって、当クリニックではアクティブゲル留置直後に軽くマッサージを必ず行います。しかし、アクティブゲル留置直後に軽くマッサージを行っても1カ月後くらいから留置したアクティブゲルを固く感じる場合がまれにみられます。現在のところ私どものデータでは施術例200例に1例みられ、その頻度は0.5%です。この場合、塩分の濃い食事をとっていることがありますので食事の塩分制限を指導します。それでも解決しない場合は特殊な機器を用いてアクティブゲルを入れた切開部位からアクティブゲルを10~20グラムほど吸引します。吸引後、1週間乳房全体を弾性テープで固定し、出血を抑制します。
 手術に伴う通常のリスクとして、出血、感染、手術部位の腫れがあります。感染に関しては私どものデータの施術例200例では感染が1例もありませんでした。グラム陽性球菌感染を抑制する必要がある場合では術後に通常使用する抗生物質以外に加えて、グラム陽性球菌が感受性をもつ抗生物質を投与します。またキシロカインアレルギーの既往がなくともキシロカインでアナフィラキシーショックになる可能性があります。また、局所麻酔薬を極量使用しなくても局所麻酔薬中毒が起こる可能性があります。これらのリスクに対して静脈路確保、血圧モニター、血中酸素飽和度モニター、心電計装着を術中に実施しております。 さらに、アクティブゲル留置後は胸部にアクティブゲルを留置するためか、迷走神経反射が起こりやすくなります。心電計での徐脈、頻脈がみられます。徐脈は術中には経過観察できない場合があり、気管支喘息が合併している可能性がなければ硫酸アトロピン、気管支喘息も合併している可能性があればエピネフリンを投与します。頻脈はQT延長のために起きていることがおおく、経過観察だけで通常の脈拍に復帰する場合が多く、インデラルを使用することはほぼありませんが、そうした場合も想定してあります。
 他のリスクとしてアクアリフト(アクティブゲル)、アクアフィリングにはこれらの製造過程で混入するアクリルアミドが5ppm(輸入代行元;IMJ調べ)ほど含まれています。この量はポテトチップスに含まれる量と同じで、健康被害をもたらすものとは考えられません。アクリルアミドは発癌性の疑われる物質であるグループ2Aに分類されますが、この分類に牛豚羊馬ヤギなどの赤肉も含まれています(1)。アクリルアミドはについて詳細に書かれている農林水産省の「食品に含まれているアクリルアミド」の記載を以下に引用します(2)。アクリルアミドは、炭水化物を多く含む原材料を高温(120℃以上)で加熱調理した食品に含まれる可能性があります。例えば、ポテトチップス、フライドポテトなど、じゃがいもを揚げたスナックや料理、ビスケット、クッキーのように穀類を原材料とする焼き菓子などに、高濃度に含まれていることが報告されています。コーヒー豆、ほうじ茶葉、煎り麦のように、高温で焙煎した食品にもアクリルアミドが高濃度に含まれていることが報告されています。アクリルアミドはとても水に溶けやすいため、これらから抽出したコーヒー、ほうじ茶、麦茶などの飲料にもアクリルアミドが含まれていることが確認されています。アクリルアミドが含まれている食品は、市販の加工食品だけではありません。アクリルアミドができる仕組みには食品の加熱が関係していることから、家庭で食品を調理する場合にもアクリルアミドが生成する条件がそろえば、アクリルアミドができてしまう可能性があります。例えば、野菜の素揚げや炒めもの、手作りの焼き菓子、トーストしたパンなどにもアクリルアミドが含まれていることが確認されています。加熱していない生の食材にはアクリルアミドは含まれていません。また、加熱調理した食品でも茹でたり、蒸したりした食品にはアクリルアミドが含まれていないか、含まれていても極微量であることが報告されています。食品ではありませんが、私たちが接する身近なものとしてはタバコの煙にもアクリルアミドが含まれています。アクティブゲルには5ppmのアクリルアミドが含まれると述べましたが、この量は5㎎/㎏と同じ濃度です。農林水産省の「アクリルアミドを含む食品」に食品とアクリルアミドの濃度が出ていますので一度ご覧ください。ポテトチップスにもアクティブゲルに近似した濃度のアクリルアミドが含まれています。これらも食品は毎日摂取してゆくものです。一方、アクティブゲルは1回~2回の注入で400グラムが使用されるだけです。したがってアクリルアミドと発癌との関係を心配される方は、毎日摂取する食品に注意していただくことも大事です。ちなみに、厚生労働省の加工食品中アクリルアミドに関するQ&Aでは2015年の統計でEUの人々は日本の人々の約10倍のアクリルアミドを摂取しています。
 科学的根拠に基づく食情報を提供する消費者団体が<strong>「</strong>アクリルアミドの発がん性問題 「ポテチに多い」で慌てる必要はない」で指摘している通り(4)、アクリルアミドの大量摂取が問題と考えられます。生涯にわたって摂取するアクリルアミドの量からみて、アクア豊胸で投与されるアクリルアミドはかなり少量ですから、アクア豊胸が健康に大きな被害を出す可能性は少ないと考えています。

施術を受けられない方
 キシロカインアレルギーのある方、卵アレルギーのある方ではアナフラキシーショックで死亡する可能性がありますので施術を受けられません。明らかな心疾患、抗血小板剤、抗凝固剤を服用中の方、免疫抑制剤を服用中の方、腎疾患、肝疾患にかかっている方、血中アルブミンが低下している方、高度な貧血の方、膠原病、感染症に罹患している方はアクア豊胸が受けられません。他に受けられない可能性の疾病がありますので、事前に医師にご相談ください。過酷な労働、運動を行う方では留置したアクティブゲルが1年以内に消失する可能性があります。この場合は乳房再生豊胸をアクア豊胸後に行うと留置したアクティブゲルの減少をくい止めることができますので医師にご相談ください。

副作用
術中の痛みの軽減に笑気ガス吸入が行われますが、副作用として吐き気が数%の頻度で出現します。またアクティブゲルの留置のためか術後に迷走神経刺激によると思われる吐き気、嘔吐があります。吐き気、嘔吐に対してはドンペリドンやプリンペランが投与され、30分から1時間で症状は軽快します。術後に投薬が行われますが、その副作用として覚えておかなければならないものは薬疹です。薬疹がでると、かゆみや腫れが生じますから、かゆみや腫れがある場合はすぐに薬剤師か医師に相談してください。そのため処方された薬剤の履歴は整理して保存してください。

文献
1.IARC発がん性リスク一覧
https://ja.wikipedia.org/wiki/IARC%E7%99%BA%E3%81%8C%E3%82%93%E6%80%A7%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF%E4%B8%80%E8%A6%A7"">https://ja.wikipedia.org/wiki/IARC%E7%99%BA%E3%81%8C%E3%82%93%E6%80%A7%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF%E4%B8%80%E8%A6%A7
2.「食品に含まれているアクリルアミド」
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_kiso/syokuhin.html"">http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_kiso/syokuhin.html
3.農林水産省:「アクリルアミドを含む食品」
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_syosai/nousui/ganyu.html"">http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_syosai/nousui/ganyu.html
4.厚生労働省の加工食品中アクリルアミドに関するQ&A
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/kagaku/topics/tp021101-1.html
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/kagaku/topics/tp021101-1.html
5.「アクリルアミドの発がん性問題 「ポテチに多い」で慌てる必要はない」
http://www.foocom.net/column/editor/11634/


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