ハイブリッド豊胸

 

 

 ハイブリッドとは英語の「hybrid」から由来しており、「異なった要素を混ぜ合わせたもの・組合わせたもの」の意味です。豊胸では乳腺再生豊胸、シリコン豊胸、アクア豊胸、脂肪豊胸だけでは満足した結果が得られない場合、2つ以上の方法を組みあわせて、満足度の高い豊胸を達成しようとするものです。この「ハイブリッド豊胸」という言葉はネット上でもたびたび見受けられるようになりましたが、これは、現在、当クリニックが商標登録中です。 当クリニックでは他の豊胸を行った後に、その問題点を改善するために行う豊胸を修正豊胸と呼びます。最初から計画的におこなう豊胸で、複数の豊胸術を組み合わせて行うものをハイブリッド豊胸と呼んでいます。ハイブリッド豊胸はバストサイズが9.9㎝以下の方が比較的安価に豊胸を達成できるようにと考案したものです。

 

● どうしてハイブリッド豊胸が必要なのか?

 バストサイズが9.9㎝以下の方ではハイブリッド豊胸を除いてシリコン豊胸術しか効果がありません。確かにヒアルロン酸豊胸は効果的ですが、数か月しか持続しませんし、効果が持続した場合は硬くなります。脂肪豊胸はバストサイズが12.4㎝以下の方では効果が期待できません。つまり、バストサイズが9.9㎝以下の方では脂肪注入では豊胸ができないと考えられます。脂肪再生豊胸溶液100、総量200mlはバストサイズが9.9㎝以下の方でも効果がありますが、2.5㎝のサイズアップに約1.2回の施術が必要です。当クリニックのお客様にはヒアルロン酸豊胸後やアクアフィリングやアクアリフトによる豊胸後に脂肪再生豊胸をお受けになるお客様が多く、このような方では片側100mlの脂肪再生豊胸溶液100を注入したときバストサイズは約3.5cm以上大きくなるとことが判りました。

 

 

 

 

● どうして脂肪再生豊胸によるハイブリッド豊胸が必要なのか?

 

 ハイブリッド豊胸に使用する豊胸術として ヒアルロン酸、脂肪細胞注入、脂肪再生豊胸が考えられます。ヒアルロン酸注入は硬くなったり、消えてしまったりして問題の多い施術です。脂肪細胞注入も注入後に注入した細胞の大半が消失しまうことが多いのです。しかし、脂肪再生豊胸は術後に消失して全くなくなることはありません。脂肪豊胸は術後に膨らんだバストの体積がかなり減少します。脂肪豊胸は2~3回、施術を繰り返せば豊胸に成功するのでしょうが、これは被施術者(お客様)にかなりの肉体的、精神的、経済的負担となります。一方、脂肪再生豊胸は脂肪豊胸のような体に侵襲を加えるという短所がなく、施術を繰り返し行えます。

以下のお客様にハイブリッド豊胸をお勧めしています。

① 授乳後でも皮膚が伸びた形跡が少ない方

② 脂肪再生豊胸中に太りたくない方

③ BMIが18.0以下の方

④ ヨーガなど運動を職業にしている方

⑤ シリコンバッグを除去後に5.0cm以上の豊胸を効果的に行いたい方

⑥ バストのトップとアンダーの差が10.0cm未満の方

⑦ バストのトップとアンダーの差が10.0cm以上の方でも7.5㎝以上の豊胸を望まれる方

 

 

● 脂肪再生豊胸によるハイブリッド豊胸のしくみ

 ハイブリッド豊胸はまず、ヒアルロン酸豊胸を行います。その1~2週間後に脂肪再生豊胸を行います。吸収型ヒアルロン酸と脂肪再生豊胸を用いたハイブリッド豊胸の仕組みを簡単に下の図に示します。

 

 

バストサイズが9.9㎝以下の方では脂肪再生豊胸溶液を注入しても乳腺周囲を通過して乳腺後脂肪織(乳腺と大胸筋の間の脂肪組織)を経由して吸収されます(図1)。ヒアルロン酸をこの乳腺後脂肪織に注入すると脂肪再生豊胸溶液は皮膚表面のリンパ流に乗り拡散するだけなので乳腺周囲に停滞する時間が長くなります。吸収型ヒアルロン酸を使用した場合、図3のように脂肪再生豊胸溶液でヒアルロン酸が溶解されたり、それに関係なく消失したりし、最終的には図4にように脂肪再生豊胸でつくられた脂肪組織だけが残ります。

 

脂肪再生豊胸溶液100では片側100mlの脂肪再生豊胸溶液をバストに注入すると、注入直後ではバストサイズが3.8cm~4.8cmの豊胸効果がありますが、注入後には脂肪再生豊胸溶液は徐々に排出されつつ、脂肪組織に置き換わり、注入後1カ月ではバストサイズは2.1cm~3.5cmまで胸囲長は減少します。その後はほぼ減少が無くなります。ヒアルロン酸豊胸と脂肪再生豊胸(溶液100、総量200ml)を行えば、脂肪再生豊胸の効果は1回につき3.0~4.5㎝得られます。2回の脂肪再生豊胸(溶液100、総量200ml)で6.0㎝~9.0㎝の豊胸効果が期待できます。

 

 

 

まとめ

 ヒアルロン酸を脂肪再生豊胸の前に乳腺と大胸筋の間に注入すれば

 ①乳腺・大胸筋間のリンパ流をさまたげるので脂肪再生豊胸溶液100のバストでの停滞がおこり、脂肪再生豊胸溶液が乳腺周囲にとどまる時間が長くなる。

 ②ヒアルロン酸注入により乳腺と大胸筋間のクーパー靭帯が伸び、脂肪再生豊胸溶液をバスト外に排出する圧力が弱まる。

 ③注入されたヒアルロン酸30 mlは1回の脂肪再生豊胸を受けるとおよそ10 ml減少する。

 ④ヒアルロン酸豊胸後に脂肪再生豊胸を1回受けた場合のおおよそのヒアルロン酸豊胸による豊胸効果は5 mmくらいで、実生活では性周期でバストの張りが変わるので、この5 ㎜のバストの大きさの減少は実感できないくらい小さい。

 ⑤注入されたヒアルロン酸は2年以内にほぼ自然消滅する。

 ⑥注入されたヒアルロン酸が2年以内に自然消滅しない場合では脂肪再生豊胸溶液11でヒアルロン酸豊胸を除去できる。

 

 

 

料金

 

 ヒアルロン酸豊胸の価格を以下に示します。

 

  価格(税別)

ヒアルロン酸注入

260,000円

 

ただし、ヒアルロン酸豊胸後に脂肪再生豊胸を行う方に限ります。脂肪再生豊胸の代金には抗生物質代金、笑気ガス代金、プラセンタ代などは入っておりません。

モニター価格がありますのでお尋ねください。

 

ヒアルロン酸注入後の脂肪再生豊胸(溶液100、総量200ml)は施術1回につき2.5㎝の保証が付きます。1回の脂肪再生豊胸(溶液100、総量200ml)、2回の脂肪再生豊胸(溶液100、総量200ml)、3回の脂肪再生豊胸(溶液100、総量200ml)であれば、保証値はそれぞれ、2.5㎝、5.0㎝、7.5㎝になります。

 

 

アクアリフト・脂肪再生豊胸によるハイブリッド豊胸

 

 以前はアクアリフトは経済的に余裕がない方にお勧めしていましたが、豊胸後の合併症でバストの変形を来すことがありますので、当クリニックでは以前ほど積極的にアクアリフト豊胸をお勧めしていません。アクアリフトの発癌性に関してはまず、アクアリフトに含有されるアクリルアミドの量がポテトチップスのそれと同程度で問題がないと考えています。アクアリフトが吸収されるのは約8年ですからこの期間に脂肪再生豊胸を受けていただくとアクア豊胸を維持することができます。

 

 

医療広告の限定解除

 

ヒアルロン酸注入

 ヒアルロン酸豊胸の施術では、笑気ガス吸入後にヒアルロン酸の針の刺入部に麻酔を行います。局所麻酔を行いながらヒアルロン酸注入針の針先が乳腺の基底部、乳頭の真下まで進めます。この針からヒアルロン酸と局所麻酔薬を注射し、ヒアルロン酸を乳頭より下方に留置します。この過程は超音波で確認しながら行います。

 

料金

 費用は税別で361,900円。

 

リスク

 手術に伴う通常のリスクとして、出血、感染、手術部位の腫れがあります。グラム陽性球菌感染を抑制する必要がある場合では術後に通常使用する抗生物質以外に加えて、グラム陽性球菌が感受性をもつ抗生物質を投与します。また局所麻酔薬アレルギーの既往がなくとも局所麻酔薬でアナフィラキシーショックになる可能性があります。また、局所麻酔薬を極量使用しなくても局所麻酔薬中毒が起こる可能性があります。これらのリスクに対して静脈路確保、血圧モニター、血中酸素飽和度モニター、心電計装着を術中に実施しております。 さらに、胸部インプラント留置後は胸部にインプラントを留置するためか、迷走神経反射が起こりやすくなります。心電計での徐脈、頻脈がみられます。徐脈は術中には経過観察できない場合があり、気管支喘息が合併している可能性がなければ副交感神経刺激剤、気管支喘息も合併している可能性があれば交感神経刺激剤を投与します。頻脈はQT延長のために起きていることがおおく、経過観察だけで通常の脈拍に復帰する場合が多く、カルシウム拮抗剤を使用することはほぼありませんが、そうした場合も想定してあります。大胸筋を使う方は留置したヒアルロン酸が消失しやすいのでヒアルロン酸豊胸後に乳房再生豊胸施術を2~3回受けるように指導しています。

 

施術を受けられない方

ヒアルロン酸のアレルギーの既往のある方、局所麻酔薬アレルギーのある方、卵アレルギーのある方ではアナフラキシーショックで死亡する可能性がありますので施術を受けられません。明らかな心疾患、抗血小板剤、抗凝固剤を服用中の方、免疫抑制剤を服用中の方、腎疾患、肝疾患にかかっている方、血中アルブミンが低下している方、高度な貧血の方、膠原病、感染症に罹患している方はヒアルロン酸・脂肪再生豊胸(溶液100、総量200ml)またはアクア豊胸・脂肪再生豊胸(溶液100、総量200ml)によるハイブリッド豊胸が受けられません。他に受けられない可能性の疾病がありますので、事前に医師にご相談ください。グラム陽性球菌の感染既往のある方はグラム陽性球菌に感受性がある抗菌剤が投与可能であれば、施術を受けられます。

 

副作用

術中の痛みの軽減に笑気ガス吸入が行われますが、副作用として吐き気が数%の頻度で出現します。またアクティブゲルの留置のためか術後に迷走神経刺激によると思われる吐き気、嘔吐があります。吐き気、嘔吐に対しては制吐剤が投与され、30分から1時間で症状は軽快します。

 

 

国内未承認薬での広告限定解除

 

 用いるヒアルロン酸はHYA corp Body Contouring “MLF1”で、医薬品医療機器等法上の承認を得ていないものであることを明示すること。

 

 HYA corp Body Contouring “MLF1”は医師の個人輸入による未承認医薬品です。入手経路はPRSS Japanに依頼した個人輸入です。厚生労働省ホームページに掲載された「個人輸入において注意すべき医薬品等について」のページ(※)の情報提供すること。 (※)https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/healthhazard/ をご参照ください。

 

 HYA corp Body Contouring “MLF1”はドイツ共和国で生産され、EUにより医薬品認可を受けた体型を是正するためのヒアルロン酸です。

 

  重大な副作用ではグラム陽性菌菌感染を起こすことがあり、血管に迷入すると血栓形成を起こし、脳梗塞の原因になることがありますが、その場合は副作用は現在まで、顔面へのヒアルロン酸注射によるものに限られます。

 

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