乳頭の悩み

 

料金

 

 

 乳輪、乳頭の手術は脱色、プリーツや傷あとの除去など別途に料金がかかりますので医師、看護師に詳細をお尋ねください。

乳頭縮小術

 

この方法は授乳機能を温存するための手術法で、以下の2つの手術をこの順に行います。

 

. 乳頭径縮小術


 乳頭の径(直径)を縮小する手術です(図1)。乳管周囲組織は目視で確認できます。まず、図2に示すように切除範囲を決め、切開創をデザインします。切除予定線に従い乳頭組織を切除しますが、乳頭直径が6mm以下になると、乳管を切除する可能性が出てきます。
乳管を温存する場合乳管までしか切除はできません。図2に示すように切除線は乳頭基部を超えて、乳輪にも及びます。図3が切除され残った乳頭です。切除面を縫合して手術は終了です(図4)。

 

乳頭径縮小術

2. 乳頭高縮小術

 

 乳頭の高さを短く(縮小)する手術です。図5のように残す乳頭の高さを決めます。乳頭基部にも切開線を書きます。乳管を残すために、切除する乳頭組織は目視にて確認し、芯を残すように乳頭周囲組織を切除します(図6)。図7は切除創を縫合したものです。

 

乳頭径縮小術

 

陥没乳頭矯正術

1. 軽度陥没乳頭矯正術

 

 キシロカイン(1/100,000エピレナミン含有)1%とマーカイン0.5%を1:1で混合した局所麻酔液にて乳頭、乳輪を麻酔し、フックにて牽引し、乳頭全体を露出させる(図1)。この乳頭に図1に示すようにZ形成を目的とするデザインをおく。陥没する乳頭が比較的軽度な場合に用いる。
図1に示すようにZ形成をデザインする。図2のように皮膚を切開し、乳管部の引きつりを除去し、図3のように皮弁を入れ替えることで、乳頭基部で乳頭を締め付けることで陥没を防ぐ。図4に示すような仕上がりになるが、傷痕はほとんどわからなくなる

 

乳頭径縮小術

2. 高度陥没乳頭矯正術

 

 キシロカイン(1/100,000エピレナミン含有)1%とマーカイン0.5%を1:1で混合した局所麻酔液にて乳頭、乳輪を麻酔し、フックにて牽引し、乳頭全体を露出させる(図1)。
線維性索状物で下方に牽引されてできた変形を認められる(図1)。線維性索状物で下方に牽引されてできた変形(陥没)をまたぐように図2のように切開線をデザインする。

図1高度陥没乳頭の外観図2乳頭の切開のデザイン

 

 切開線に沿い、局舎麻酔混合液で皮下組織を十分膨満させ、薄皮を切るように慎重に皮膚切開を加えると、肉眼で、線維性索状物を白く認められる、この索状物に沿って注意深く鋭的に剥離すると図3に示すような線維性索状物の全体像が得られる。
この線維性索状物を鋭的に乳管から剥離すると。線維性索状物で下方に牽引されてできた変形(陥没)が消滅し、正常な乳頭像を得られる(図4)。

高度陥没乳頭図3高度陥没乳頭図4

 

 この時、乳輪に加えた切開において皮下組織を十分剥離する。その皮下組織を対側からも牽引し、切開された乳頭に中央で結紮縫合し皮下組織のブリッジを作成する(図5)。この組織を挟み込んで離断された乳頭を縫合して再建する(図6)。この操作により乳頭は再び陥没することがなくなる。

 

図5.乳輪皮下組織による乳頭組織のつり上げ1図6.乳頭外観の再建

 

施術

 施術については乳頭縮小術、陥没乳頭矯正術をお読みください。

料金

 費用は税別で初診料3,000円、施術料200,000円です。そのほかに税別で手術基本料金30,000円、笑気ガス吸入30,000円~60,000円、薬代4,500円が必要です。

リスク

 乳頭の高さ、直径の出来上がりに左右差が出ることがあります。手術に伴う通常のリスクとして、出血、感染、手術部位の腫れがあります。術後に傷跡がケロイドになったり、色素脱出が起こることがあります。

施術を受けられない方

 キシロカインアレルギーのある方、卵アレルギーのある方ではアナフラキシーショックで死亡する可能性がありますので施術を受けられません。明らかな心疾患、抗血小板剤、抗凝固剤を服用中の方、免疫抑制剤を服用中の方、腎疾患、肝疾患にかかっている方、血中アルブミンが低下している方、高度な貧血の方、膠原病、感染症に罹患している方は施術が受けられません。他に受けられない可能性の疾病がありますので、事前に医師にご相談ください。

副作用

 術中の痛みの軽減に笑気ガス吸入が行われますが、副作用として吐き気が数%の頻度で出現します。吐き気、嘔吐に対してはドンペリドンやプリンペランが投与され、30分から1時間で症状は軽快します。術後に投薬が行われますが、その副作用として覚えておかなければならないものは薬疹です。薬疹がでると、かゆみや腫れが生じますから、かゆみや腫れがある場合はすぐに薬剤師か医師に相談してください。そのため処方された薬剤の履歴は整理して保存してください。