脂肪再生豊胸施術後の経過

 

 

 

 

 脂肪再生豊胸は再生医療の新しい豊胸施術で、開始から約15年以上経過し、これまでに約3,500例のお客様に施術してきました。自己の血漿と点滴用脂肪乳剤、線維芽細胞成長因子を混合し脂肪再生豊胸溶液を作成します。それをバストに注射することで、脂肪細胞に脂肪再生豊胸溶液が作用・吸収され、脂肪細胞数・体積を増やし、バストの脂肪細胞組織を増加させます。脂肪再生豊胸は新しい豊胸施術なので、術後経過について脂肪再生豊胸、ヒアルロン酸豊胸、シリコンゲルバッグ豊胸などの他の豊胸施術後の経過を参考にすることができません、したがって、以下に脂肪再生豊胸施術後の経過について説明します。

 

 

 

 

術直後バストの大きさとその後の経過

 

 

 自己の血漿と点滴用脂肪乳剤、医療用成長因子を混合して作成した脂肪再生豊胸溶液100を左右のバストに100mlずつ注射するとバストは施術直後から大きくなり、その豊胸効果は時間経過とともに減少して行きます。図1にその豊胸効果の経時的変化を示します。脂肪再生豊胸溶液注入により施術直後、3.8cmから4.8㎝まで増大したバストは施術後4週間で2.1㎝から3.5㎝の大きさまで縮小します。豊胸後のバストの大きさはこの時点でほぼ決まります。

 

 この超音波検査結果では脂肪再生豊胸溶液100、総量200ml(左右バスト100mlずつ)の注入で乳腺周囲の脂肪、特に皮下脂肪が増えるという結果を得ております。皮下脂肪が増えなかった例は施術例で1例もありません。その1例を図2に示します。

 

 

 

 

 

 

 

豊胸効果はおおむね持続している

 

 

 15年前に初めて脂肪再生豊胸施術を行い、これまでに約3,500例を施術しましたが、施術後に体重減少して来院したお客様10例のうち1例でのみ、バストサイズの減少を観察しましたが、このお客様は介護の仕事に従事されており、大胸筋を使うことでバストが小さくなったことが考えられます。また、施術例で授乳、体重減少した場合を除き、バストサイズが小さくなられたというお客様のお声は頂いておりません。

 

 

 

 

バストが大きくなりすぎることがあった

 

 

脂肪再生豊胸を繰り返さない限りそれほど過剰に胸が大きくなることがありません。約3,500例中3例では脂肪再生豊胸後に、プラセンタを大量に注射して、期待した豊胸効果より2~3カップ大きくなりました。プラセンタを注射しなければ大きくなりすぎることはありません。脂肪再生豊胸を受けられるときにその薬剤を使用しない様に申し上げています。また、過食のお客様では脂肪再生豊胸でバストが大きくなりますのでご留意ください。過食はお客様の責任です。

 

 

 

 

バストにしこりやでこぼこが発生しなかった

 

 

 実績では、脂肪再生豊胸溶液は溶液なのでバスト内部でしこりになったり、でこぼこになったりした例は1例もありませんでした。

 

 

 

 

感染症は発生しなかった

 

 

 約3,500例の施術例の中で、脂肪再生豊胸だけを施術したお客様では感染症は1例もありませでした。

 

 

 

 

脂肪再生豊胸の豊胸効果

 

 

 過酷な運動、過酷な労働、極端な体重減少がない限りは脂肪再生豊胸の効果は約1cm以上の豊胸効果があります。

 

 

 

 

術直後から施術後1カ月までの副作用

 

 

 バストの痛み、バストの湿疹、注射部位の出血、バストへの色素沈着、バスト周辺での痛み、バストの硬さが、脂肪再生豊胸施術後1カ月以内に発生しますが、これらは一時的で、投薬などにより改善し、施術後3カ月を経過すると、これまでの実績では、これらの副作用は消失しました。

 

 

 

 

バストの痛み

 

 

 バストの痛みは施術直後から長くて2週間持続しますが、大半のお客様では1日から7日間痛みが持続します。非常にまれに3週間、痛みが持続したお客様が1例ありました。痛みが我慢できない時は鎮痛剤と胃の薬を服用していただきます。喘息のお客様では鎮痛剤服用で喘息が起こることがあるので、喘息の薬を主治医から処方していただきます。喘息に対する処方をお持ちでない場合では鎮痛剤は飲まないでください。お飲みになる場合は自己判断でお願いします。この場合では、当クリニックを契約書に定めるように免責させていただきます。

 

 

 

 

バストの湿疹

 

 

 数パーセントのお客様でバストが赤くなり、かゆみが出現することがあります。ステロイド剤外用と抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤の服用により1週間くらいで軽快しますが、非常にまれに2週間ほど抗ヒスタミン剤を服用したお客様がみえました。

 

 

 

 

注射部位の出血

 

 

 22ゲージの注射針で脂肪再生豊胸溶液をバストに注入するので、通常は出血を認めることはありませんが、脂肪豊胸を過去に受けられたお客様の約半数に出血が認められました。

 

 

 

 

バストへの色素沈着

 

 

 バストに湿疹が発生すると引き続き色素沈着が起こりますが、トラネキサム酸を一日に1500㎎服用すれば多くは1カ月以内に、長くて3カ月以内に消失します。

 

 

 

 

バスト周辺での痛み

 

 

 施術後にワイヤーいりの十分大きなブラジャーを着けないと皮膚と乳腺の間に注射した脂肪再生豊胸溶液がバスト外側、下方に漏出して漏出部位に圧痛や自発痛がみられることがあります。施術後にワイヤーいりの十分大きなブラジャー(2カップ以上大きな)を常時、着けていれば1週間くらいで、痛みがなくなります。

 

 

 

 

施術後のバストの硬さ

 

 

 施術直後から乳腺は硬く触れ、圧痛がありますが、施術後1カ月でかなり柔らかくなり、圧痛も減少します。施術後2カ月ではほぼ硬さはなくなりますが、一部に固さを触れ、圧痛を覚えます。3カ月でほとんど硬さはなくなり、圧痛もなくなります。トラネキサム酸を一日に1500㎎服用しないと、バストの硬さは消失するまでに3カ月かかることがあります。施術後6カ月では、施術されたバストに増加した脂肪でバストは柔らかくなります。